研究課題/領域番号 |
20402031
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
村松 潤一 広島大学, 大学院・社会科学研究科, 教授 (30182132)
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研究分担者 |
井上 善海 広島大学, 大学院・社会科学研究科, 教授 (00310003)
盧 濤 広島大学, 大学院・社会科学研究科, 教授 (80289652)
原口 恭彦 広島大学, 大学院・社会科学研究科, 准教授 (20343452)
奥居 正樹 広島大学, 大学院・社会科学研究科, 准教授 (20363260)
加藤 厚海 広島大学, 大学院・社会科学研究科, 准教授 (10388712)
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キーワード | 経営学 / 産業集積 / ネットワーク / 人的資源管理 / 異文化コミュニケーション / サプライヤー |
研究概要 |
22年度は、研究計画における最終年度であり、これまでの調査を取り纏めることが主たる目的であった。 そのため、まず最初に行ったのが、追加すべき調査事項の洗い出しと現地における追加調査である。すなわち、本調査研究のサブテーマである「サプライヤー育成過程の解明」、「継続的な関係の構築およびその維持方法の解明」、「現地化過程における水平的ネットワーク形成の実態把握」、「現地化を可能にする経営方式の適用過程の解明」、「ディーラー集積の形成過程の解明」のそれぞれに関するこれまでの調査結果を客観的に評価し、あらためて必要となった追加調査を実施した。特に、中国自動車産業にあってはその発展は目覚ましく、結果的に自動車産業におけるサプライヤー、組み立てメーカーを中心とした追加調査となった。また、中国自動車メーカーのマネジャー来日に合わせた国内インタビュー調査を行うとともに、メーカー各社の現地法人経験者を招いた研究会を開催するなどして、調査結果の正確性に万全を期した。そして、その上で、研究調査の慎重な取り纏めを行った。また、その過程では、中国側研究協力者と研究課題ごとに調査結果を整理する作業を同時に進めた。 なお、本調査研究で得られた成果は、随時、ディスカッションペーパー、研究論文、学会報告等、様々な形で研究成果を公表してきた。さらに、22年11月には今回の研究調査に基づいたテーマでシンポジウムを開催し、研究成果を広く社会に公開した。また、本調査研究に基づいた研究図書の23年10月刊行が決まっている。
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