研究課題
2009年6月13日に第1回研究会を開催し、昨年度3月に実施したベトナム企業調査結果の内容を整理・点検し、今年度の調査計画について審議した。9月予定のインドネシア企業調査は日程調整があわず、11月9日-13日に実施した。訪問先は日系企業ではパナソニック、サンヨー、スズキ、日立建機、トヨタ自動車、中国系企業では長虹電器、嘉陵オートバイ、福田南方自動車であった。他にジェトロ事務所およびインドネシア投資調整庁(BKPM)を訪問しヒアリングを行なった。ヒアリングでは、海外企業の調達、生産、販売における企業間取引とネットワークについて各企業から豊富で有益な情報を取得した。2010年1月29日に第2回研究会を開催し、先のインドネシア企業調査結果の内容を整理・点検するとともに、次回の調査計画について審議した。本年度2回目の調査は3月8日-12日にフィリピンの日系企業と中国系企業および関連団体を訪問した。すなわち、日系企業ではスズキ、パナソニック、トヨタ、東芝、豊田通商を、中国系企業では家電のTCL、力帆オートバイをそれぞれ訪問しヒアリングを行なった。また関連団体としてジェトロ事務所、中国企業協会、フィリピン華人商工会連合会(菲華商聯總會)、KAISA Heritage Centerをそれぞれ訪問し、ヒアリングと懇談を行なった。今回の調査記録は現在、整理中である。上記以外に一部のメンバーは同年3月21-23日に韓国の関連研究機関と研究者を訪問し、中国企業の対韓国進出状況について情報収集を行なった。その他関連資料を収集した。以上のように、本年度はほぼ計画どおり同業種の日中企業を選定しヒアリングを実施することができ、多くの収穫をあげることができた。
すべて 2010 2009
すべて 雑誌論文 (21件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (10件) 図書 (2件)
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中国の外資政策と日系企業(担当:第6章「中国の外資政策と日系企業中国における日系企業経営の特徴と問題点」)(杜進編)(勁草書房)
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