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2009 年度 実績報告書

タイ王国における電子商取引の発展モデルに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20402034
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

岡田 仁志  国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 准教授 (10333543)

研究分担者 小林 哲郎  国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 助教 (60455194)
キーワード電子商取引 / 情報制度論 / 情報信頼性 / 情報社会学 / 社会調査法 / Eコマース / 電子マネー / タイ王国
研究概要

本研究は、日本とタイ王国において電子商取引の利用者を対象とした社会調査を実施し、電子商取引の利便性とリスクの相関を二国間比較が可能な形で明らかにしようとする。
平成21年度は、タイ王国における電子商取引の利用者モデルを明らかにするため、タイ語版のアンケート調査票を作成した。アンケート調査票は、一般的な行動様式を問うための前半部分と、電子商取引に対する利用動向を問うための後半部分から構成される。後半部分の冒頭には実際のホテル予約サイトのイメージを示すモックサイトを置き、あたかも実際に電子商取引を利用するような意識で回答が得られるよう設計した。
平成21年の11月以降には、チュラロンコーン大学の学部生を対象に教室アンケートを実施した。Department of Mathematics, Faculty of Scienceをはじめとする複数の学部・学科で一回あたり150サンプルずつアンケート調査を実施し、累計では450サンプルを収集した。収集したサンプルは日本で分析し、これまでに単純集計が完了している。さらに集計データを分析し、タイ王国の電子商取引の利用者動向を明らかにする予定である。
今後は、平成20年度に日本で実施した消費者行動実験をタイ王国で実施し、先行購買者との主要消費価値類似性がオンライン商取引サイトに対する信頼に与える影響についても測定する計画である。これらの調査および実験を通じて、日本およびタイ王国における電子商取引の発展モデルを比較可能な形で明らかにする。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 電子マネーのデータプロテクション―匿名購買の自由と購買履歴の活用2009

    • 著者名/発表者名
      岡田仁志
    • 雑誌名

      NBL No.922

      ページ: 50-57

  • [雑誌論文] Application of Derivative Functions of Production Possibility Frontier Model to IT-enabled Services2009

    • 著者名/発表者名
      Yuya Dan, Hitoshi Okada, Shiro Uesugi
    • 雑誌名

      Proceedings of ITS A-A-A 2009 4th(CD-ROM)

      ページ: 1-8

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Selective exposure in political web browsing : Empirical verification of 'cyber-balkanization' in Japan and the U.S.Information2009

    • 著者名/発表者名
      Kobayashi Tetsuro, Ikeda Kenichi
    • 雑誌名

      Communication & Society 12

      ページ: 929-953

    • 査読あり
  • [学会発表] 電子マネーのデータプロテクション2009

    • 著者名/発表者名
      岡田仁志
    • 学会等名
      情報ネットワーク法学会特別講演会
    • 発表場所
      一橋記念講堂(東京)
    • 年月日
      2009-06-13
  • [図書] 三浦麻子, 森尾博昭, 川浦康至(編著)『インターネット心理学のフロンティア』第4部第8章「地域社会とインターネット」分担執筆2009

    • 著者名/発表者名
      小林哲郎
    • 総ページ数
      304
    • 出版者
      誠信書房

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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