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2008 年度 実績報告書

地域精神保健におけるピア・サポート活動推進を目的とした日伊比較調査

研究課題

研究課題/領域番号 20402048
研究機関上智大学

研究代表者

藤井 達也  上智大学, 総合人間科学部, 教授 (80248905)

キーワード地域精神保健 / 精神障害者 / ピア・サポート / 日伊比較 / ヴェローナ
研究概要

本研究は、ヴェローナ大学のブルチ教授と対話を積み重ねて実施する、地域精神保健におけるピア・サポート活動推進を目的とした日伊比較調査研究である。第1年目には、事前の連絡と夏の調査において、今回の調査全体と事例調査の枠組みについてブルチ教授と話し合い、調査の進め方と調査の要点、そして報告書の作成に向けての方針を確認した。夏の調査では、 Self Help San Giacomoが、一人の精神科医と数名の精神病者による集まり(1990年)から、公的なアソシエーションとなり、南ヴェローナ地域精神保健チームと連携してサービス提供にも取り組み、社会的協同組合A型を設立してさらに発展してきた歴史と現状の概略を把握した。特に、セルフヘルプ原理を活用した支援の源泉の一つとして、クロアチアの精神科医Hudolinが開発したアルコール依存症者のグループワークの方法を、依存症と精神病の二重障害の病者や精神病者にも活用し、その集会を運営している経過と現状を把握した。そして、ヴェローナ市だけでなく、ヴェローナ県の他の自治体からも事業を受託して発展させている実態を、参与観察によって把握した。セルフヘルプ原理を活用したピア・サポートを、住居での生活や余暇活動においても日常的に組み込んで生活支援しているのである。日本の実践事例としては、横浜市旭区内の活動の交流から、1998年には「たまり場」を運営する共に歩む市民の会を結成して当事者参加の活動を開始し、ピア活動を促進している「ほっとぽっと」と、1989年から活動を開始し、当事者とその家族とともに活動を発展させてきた堺市のソーシャルハウスさかいのピア活動支援を取り上げることを決定した。冬のヴェローナ調査では、今年の夏に、ブルチ教授を日本に招聘し、共同調査と国際セミナーを開催する準備を進め、事例調査も継続して実施した。今年度は、ヴェローナの事例調査との比較で日本におけるピア活動を推進する要点を明確化したい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 「自立と共生 : 障害者からの問い直し」『自立と共生の社会学』2009

    • 著者名/発表者名
      藤井 達也(濱口 晴彦編)
    • 総ページ数
      79-98, 148
    • 出版者
      学 文 社

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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