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2012 年度 実績報告書

フランス公立初等学校における教育方法革新運動の系譜―学校とコミュニティの協働―

研究課題

研究課題/領域番号 20402058
研究機関西九州大学

研究代表者

赤星 まゆみ  西九州大学, 公私立大学の部局等, 教授 (50150975)

研究期間 (年度) 2008-04-08 – 2013-03-31
キーワード国際研究者交流 / 教育学 / 教育方法 / フランス / 初等教育 / 異年齢教育 / 新教育 / コミュニティ
研究概要

平成23年度は、前年度までの異年齢学級編成の長い歴史をもつ実験校の実践検討に続けて、近年新たに展開された異年齢学級教育(フレネ教育と言われることが多い。)の事例を検討した。とくにフランスにおける教育方法革新の取組について、コミュニティとの関係を基軸に、異年齢教育の意義・効果について考察した。さらに、連携研究者の協力のもと、ドイツや日本の異年齢教育の実践との比較検討を行った。実施内容は以下の通りである。
1. 異年齢学級教育とプロジェクト学習に関するフランスと他国の状況や動向(ドイツ・日本・ユネスコ調査)との比較検討会を2回(8月、12月)実施した。
2. フランスにおける異年齢教育の実践について新教育運動の系譜からその全体像を俯瞰するとともに、その教育方法の効果関する研究動向を検討した。その成果を教育方法学会で発表した。
3. フランスから研究協力者、イヴ・ルーテル氏(リール大学教授)とファビアンヌ・ビュロー氏(初等学校教諭)を招聘して、異年齢教育の意義と効果に関する研究会を開催した。一つは、「大学と学校現場との連携について―フランスのフレネ教育実践を通して―」(場所:広島大学)と題する研究会で、具体的な実践例をコミュニティとの関係および大学との連携の視点で議論した。もう一つは「幼児期から児童期への連続した学びと育ち―フランスの事例に学ぶ異年齢教育の方法―」(「2012年度西九州大学子ども研究ネットワーク研究大会・国際セミナー」として実施)というテーマで、フレネ教育方法とその効果およびその具体的な教育方法を検討した。
4. 最終年度にあたり成果報告書の作成を進めた。これはフランス調査の結果及びユネスコ調査の報告のまとめに、ドイツ及び日本との比較を加えるもので、現在作成中である。さらに2013年度のうちに、『異年齢の学びと協同(仮題)』として刊行する予定である。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] フランスの教育困難地域におけるフレネ教育の実践とその効果2013

    • 著者名/発表者名
      イヴ・ルーテル著/赤星まゆみ訳
    • 雑誌名

      日仏教育学会年報

      巻: 第19号 ページ: 印刷中

  • [学会発表] フランスの新教育運動と実験学校(3)-異年齢教育の方法と効果-2012

    • 著者名/発表者名
      赤星まゆみ
    • 学会等名
      日本教育方法学会第48回大会
    • 発表場所
      福井大学
    • 年月日
      20121006-20121007

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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