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2008 年度 実績報告書

発展急なアジア諸国における理科教育の実態調査

研究課題

研究課題/領域番号 20402064
研究機関愛知教育大学

研究代表者

川上 昭吾  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (10033896)

研究分担者 大高 泉  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (70176907)
橋本 健夫  長崎大学, 教育学部, 教授 (00112368)
森本 弘一  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (70243350)
磯崎 哲夫  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90243534)
楠山 研  長崎大学, 教育学部, 助教 (20452328)
キーワード理科教育 / アジアの理科教育 / シンガポールの理科教育 / 上海の理科教育 / 香港の理科教育 / 北京の理科教育
研究概要

本研究は,アジアの中で急速に発展している韓国,中国(北京,香港,上海),台湾,及びシンガポールの理科
教育改革の現状を調査することを目的とする。
本年度は、北京市、上海市、香港市、シンガポールの調査を行った。
北京市においては、北京育才学校小学部を訪問し、研究授業「磁石の極」「月の形」を参観したのち、担当教員を含む学校関係者、現地研究者と座談会を実施し、子どもの実感や教材の利用法について検討をおこなった。また教師教育を実施する北京教育学院を訪問し、院長や関係者と理科教員の養成について意見を交換した。
上海市は、北京市を中心とする全国的な教育制度(6-3-3制)ではなく、上海市独自の教育制度(5-4-3制)が展開されている。これに対して、一国二制度をとっている香港市は、近年教育制度を北京市を中心とする全国的な教育制度へ移行している。上海市、香港市とも、理科は学校カリキュラムに必修として位置づけられていること、近年の世界的な潮流とも相まって、科学的な探究活動が重視され、新しい内容として科学技術と社会との関係が採り入れられていること、また、授業においては、ICT(情報伝達技術)の重要性が認識されていることなどが共通であった。
シンガポールでは、NIE (National Institute of Education)、NUS high school、Canberra Primary schoolを視察した。実験施設が充実して、ICT教育が進んでいる印象を受けた。現職教員対象のDNA研修は魅力的であり、日本でも検討すべきであると思われた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 世界の理科カリキュラムと授業-外国から何を学ぶのか? -2009

    • 著者名/発表者名
      磯崎哲夫
    • 雑誌名

      理科の教育 Vol. 58, No. 679

      ページ: 4-7

  • [学会発表] 課題研究発表 : アジア諸国の最近の理科教育2008

    • 著者名/発表者名
      川上昭吾
    • 学会等名
      日本理科教育学会第58回全国大会
    • 発表場所
      福井大学
    • 年月日
      2008-09-14
  • [学会発表] 課題研究発表 : 世界の理科カリキュラムと授業2008

    • 著者名/発表者名
      磯崎哲夫
    • 学会等名
      日本理科教育学会第58回全国大会
    • 発表場所
      福井大学
    • 年月日
      2008-09-14
  • [学会発表] 自然科学を得意とする児童・生徒の育成(2)-日本と韓国の比較-2008

    • 著者名/発表者名
      橋本健夫, 劉卿美
    • 学会等名
      日本科学教育学会大32回年会
    • 発表場所
      岡山理科大学
    • 年月日
      2008-08-22

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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