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2009 年度 実績報告書

教員養成におけるアセスメントモデルとしての「電子ポートフォリオ」に関する調査

研究課題

研究課題/領域番号 20402065
研究機関広島大学

研究代表者

松浦 伸和  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30229413)

キーワード教員養成 / ポートフォリオ / 海外調査 / シンガポール / フィンランド / イギリス
研究概要

本研究の2年度にあたり、海外での先進的な辞令を調査した。具体的には、研究目的欄に記載された次の点について、シンガポールならびにフィンランド、イギリスの調査・研究を行った。
(1) 海外において「eポートフォリオ」を教育養成や教員実習に取り入れている先駆的な大学を訪問して、「eポートフォリオ」の開発方法(内容や作成方法)、運用方法、その成果などを調査する。
実際の調査は5月上旬にシンガポールで唯一教員養成を行っているNIEを、9月と2月にフィンランドのユバスキュラ大学とヘルシンキ大学を、さらに1月にロンドン大学を訪問して情報収集を行った。その内容は以下のようなものが中心である。
(1) 教師に求められる実践的指導能力の要因
(2) eポートフォリオの開発方法(内容や作成手順)
(3) eポートフォリオを用いた実践的指導力の評価方法
(4) 学生の変容や成果
いずれの機関においても大学と実習校の間で実に綿密な計画を立て、緊密な連携を取りあって教育実習を行っている。評価についてはいずれも国が設定したスタンダードによって実施されている。その点がわが国との大きな違いである。その際、作成したポートフォリオを活用しているが、形態は必ずしも電子版ではなく、紙媒体の場合もみられた。いずれにせよ質保証の方策について多くの情報が得られた。
なお、資料は現在整理中であり、22年度には学会等で発表する予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] フィンランドの教員養成における質保証の実態-ユバスキュラ大学のポートフォリオを事例として-2010

    • 著者名/発表者名
      岩田昌太郎・松浦伸和・角屋重樹・吉田裕久
    • 雑誌名

      学校教育実践学研究 16

      ページ: 117-126

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「到達目標型教育」を実現するポートフォリオ評価の開発2010

    • 著者名/発表者名
      松浦伸和/・若元・角屋・岩崎・池野・棚橋・吉田・岩田
    • 雑誌名

      広島大学教育学研究科共同研究プロジェクト報告書 8

      ページ: 151-165

  • [雑誌論文] 「特色ある教育実習プログラム」の実施に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      松浦伸和, ほか
    • 雑誌名

      広島大学学部・附属共同研究紀要 38

      ページ: 19-25

  • [雑誌論文] アクションリサーチを用いた資質・能力の形成2009

    • 著者名/発表者名
      松浦伸和
    • 雑誌名

      日本教科教育学会誌 32

      ページ: 89-92

    • 査読あり
  • [学会発表] アクションリサーチを用いた資質・能力の形成2009

    • 著者名/発表者名
      松浦伸和
    • 学会等名
      日本教科教育学会
    • 発表場所
      金沢大学
    • 年月日
      2009-10-11

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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