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2010 年度 実績報告書

開発途上国における理数科リテラシーの開発研究-社会的文脈に注目して

研究課題

研究課題/領域番号 20402066
研究機関広島大学

研究代表者

馬場 卓也  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (00335720)

研究分担者 池田 秀雄  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (50112165)
清水 欽也  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (70325132)
二宮 裕之  埼玉大学, 教育学部, 准教授 (40335881)
桑山 尚司  広島大学, 大学院・教育学研究科, 講師 (90379850)
キーワード理数科リテラシー / 比較教育学 / 社会的文脈
研究概要

本研究は教育開発分野における比較研究である。「教科教育学」から見た学校内で子どもが身に付ける理数科リテラシーと「比較教育学」から見た学校を取り巻く社会的文脈(制度や価値観)が相互作用する様子を記述、分析することを目的とした。学校内での取り組みと社会的文脈との関係を分析するに当たり、前回の科学研究の成果(馬場、2006)を踏まえて、本研究では言語と試験に注目した。成果として、2009年10月アフリカ教育研究フォーラム(於:神戸大学)にて「教育と社会の結節点としての試験制度」を発表した。中国・科挙制度から現在盛んに実施される国際調査まで、異なる社会そして異なる時代が試験制度の在り方に対して大きな影響を及ぼしていることを指摘した。さらに、これらの指摘を文化的環境や歴史を踏まえて考察するために、ケーススタディを行った。
以上の調査結果を踏まえて、2010年11月3日、4日で科学研究補助金に基づく研究成果を発表する場として国際ワークショップを開催した。参加国はモンゴル、中国、フィリピン、バングラデシュ、ケニアで、各国における試験制度とその問題点について議論した。また言語の問題としては、基調講演者として西シドニー大学Allan White准教授を招へいした。オーストラリアの先住民などに対して実施されている問題解決における段階的インタビュー(ニューマン法)の研究と実践例について講演頂いた。
以上の成果は報告書の形にして100部印刷するとともに、研究室HPを使って広く広報する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Teachers' Institution and Participation in a Lesson Study Project in Zambia : Implication and Possibilities2011

    • 著者名/発表者名
      Takuya Baba
    • 雑誌名

      The Proceeding of Zambia Education Forum

      巻: (印刷中)

  • [雑誌論文] 開発途上国における学力国際調査の意義と可能性-アフリカ三ヶ国における数学教育を事例として-2010

    • 著者名/発表者名
      馬場卓也
    • 雑誌名

      比較教育学研究

      巻: 40 ページ: 145-157

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Extension to the Complex Numbers and Exponents2010

    • 著者名/発表者名
      Takuya Baba
    • 雑誌名

      Special Issues EARCOME 5 Mathematics Education Theories for Lesson Studies : Problem Solving Approach and the Curriculum through Extension and Integration

      ページ: 58-59

    • 査読あり
  • [学会発表] Socially Open-End Approach and Critical Mathematics Education2010

    • 著者名/発表者名
      Takuya Baba
    • 学会等名
      第五回EARCOME(東アジア数学教育学会)
    • 発表場所
      国立オリンピックセンター
    • 年月日
      2010-08-19

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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