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2009 年度 実績報告書

インド洋大津波の再来間隔の解明―スリランカ古津波調査

研究課題

研究課題/領域番号 20403002
研究機関大阪市立大学

研究代表者

原口 強  大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (70372852)

研究分担者 横山 祐典  東京大学, 海洋研究所, 准教授 (10359648)
後藤 和久  東北大学, 大学院・工学研究科, 助教 (10376543)
キーワードインド洋大津波 / スリランカ / 巨大津波 / 再来間隔 / 津波リスク / 津波堆積物
研究概要

津波堆積物を用いたインド洋における過去の巨大津波の発生時期と再来間隔の推定を目的としている.インド洋における過去の巨大津波の発生時期と再来間隔を知ることは,将来の津波リスクを確率的に評価し,必要十分な防災対策を講じるために極めて重要である.2004年インド洋大津波以降に国内外の複数グループにより同様の研究がインド洋各国で試みられている.しかしながらインドネシア周辺は大小様々な地震津波を受ける位置にあり,それらの中から巨大津波のみを識別するのは不可能に近い.
一方,スリランカでは海溝型地震は皆無で上記のノイズが無視できる.したがって,スリランカで見つかる津波堆積物はそのままインド洋における過去の巨大津波の発生時期を示している可能性が極めて高い.この点がインド洋の他の地域に比べた時のスリランカの大きなアドバンテージである.
津波堆積物からの再来周期の復元を行うには,(1) 最近の数千年間の堆積物記録が連続的に得られること,(2) 湖沼等の普段は静穏な環境であること,(3) 海岸線や河川から十分離れた過去においても津波以外に海起源の砂粒子が堆積し得ないと考えられる場所であること,が重要条件である.21年度はスリラン東海岸で湖底掘削を実施して連続柱状試料を採取し,古津波の発生時期と再来間隔,津波堆積物の分布域を推定するためのデータの一部を取得した.これまでの結果の一部を国際ワークショップで発表した

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Paleotsunami records in Sri Lanka2010

    • 著者名/発表者名
      Haraguchi
    • 学会等名
      Workshop on Practical Community Countermeasure for Earthquake and Tsunami Disaster Reduction
    • 発表場所
      スリランカ、コロンボ
    • 年月日
      2010-03-16

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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