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2009 年度 実績報告書

Tタウリ型星の大規模探査による星団形成の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20403003
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

杉谷 光司  名古屋市立大学, 大学院・システム自然科学研究科, 教授 (80192615)

キーワード宇宙物理 / 光学赤外線天文学 / 星団形成 / Tタウリ型星 / 原始惑星系円盤 / 前主系列星
研究概要

本研究では、私たちがハワイ大学2.2m望遠鏡用に開発した広視野グリズム分光撮像装置(WFGS2)を用いて星団形成領域でTタウリ型星を大規模に探査することで過去の星形成の様子を明らかにし、赤外線から得られるデータと合わせて星団形成のメカニズムを明らかにすることを目指している。
Serpens分子雲の北部の星団形成領域で既に取得されている赤外線カメラSIRIUSの偏光データの解析を行った結果、星団形成領域全体を貫く砂時計型の磁場構造を発見した。連携研究者の行ったシミュレーションとの比較を行った結果、磁場が継続的な星団形成において重要な役割を果たしている示唆を得たので、その結果を学術雑誌に投稿し受理された(Sugitani et al. 2010, Astrophysical Journal, in press)。また、既に得られているWFGS2の観測データ解析もほぼ終了し、現在は投稿論文を準備中である。
2009年8月には主として星団形成領域IC1396を計4夜のWFGS2観測を行い、この領域の探査を完了させた。また、9月にも星団形成領域CepBの観測を計5夜行った。IC1396では639個のTタウリ型星候補天体を検出したので最終結果を天文学会春季年会でポスター発表を行い、現在は投稿論文を準備している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] WFGS2による大規模Tタウリ型星探査-IC1396-2010

    • 著者名/発表者名
      仲野誠, 杉谷光司, 福田尚也, 渡辺誠, 石原大助
    • 学会等名
      日本天文学会2009年春季年会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      20100324-20100327

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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