研究課題
基盤研究(B)
チベット高地の地形の形成及び高地の成長・拡大のプロセスを説明するために、中部地殻に低粘性層の存在が推定されている。但し、定量的な検証は行われていない。検証するために、GPSを用いたNam Co湖の周囲に分布する湖段丘の標高を決定した。また、14Cの年代測定結果を加味し、1万年で湖の水位は約20m下がったことが分かった。予想される低粘性層は実際に存在すれば、水位低下に応じた段丘の隆起はあるはずであるが、有意な隆起は認められなかった。チベット地殻の低粘性層の分布と存在そのものを再検討する必要がある。
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