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2008 年度 実績報告書

中国黄土高原浸食の広域・詳細観測と環境共生型防護工に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 20404008
研究機関岐阜大学

研究代表者

八嶋 厚  岐阜大学, 工学部, 教授 (90144394)

研究分担者 沢田 和秀  岐阜大学, 流域圏科学研究センター, 准教授 (30273121)
キーワード黄土高原 / 浸食 / 陸域観測技術衛星 / GIS / 環境共生型防護工
研究概要

黄土高原の浸食および植生の後退に対する対策については、中国側の現状を把握することが重要である。中国水土保持研究所がこれまでに実施してきた、対策の方法およびその効果を把握し、本研究で提案している防護工について、中国側の意見を聴取した。これについては、黄土高原の浸食問題に詳しい中国水土保持研究所の協力により、浸食および植生の後退している場所について、規模・進行速度・現状行われている対策などを把握した。研究対象領域をとして、陝西省延安市安塞地区を研究対象エリアとした。
中国水土保持研究所に出向き、本研究の目的および方法と、中国側の問題点および解決方法の方向性が一致することを確認した。また、中国側の研究協力者に、研究対象地区である安市安塞地区に同行いただき、対象領域の詳細な視察を行った。対象領域について、夏期と冬季の現地調査を実施し、対象領域の季節による変化を把握した。地形の変状を把握するには、対象地域の詳細な地形図が必要であるが、いまのところ対象地域の詳細地形図は存在しない。そこで、冬季の現地調査では、対象地区の検証データとして、調査領域をGPS計測した。計測データは、ALOS計測データから解析される3D地形データに反映され、詳細地形図作成に使用できる。
植生を繁茂させるには、土中の水分特性を把握することが重要である。第1段階として、砂漠化地域の代表的な土壌を採取し、岐阜大学において物性試験を実施した。今後は、防護対象箇所の土壌を分析することにより、対象箇所に最適な植生種別と栽培方法を検討する。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 衛星データを用いた道路防災GISの基図更新2008

    • 著者名/発表者名
      草谷恭行, 他
    • 雑誌名

      第43回地盤土学研究発表会発表講演集 No. 52(CD-ROM)

  • [雑誌論文] 自然共生型油強土河川護岸土法の開発2008

    • 著者名/発表者名
      沢田和秀, 他
    • 雑誌名

      土木学会論文集C Vol. 64, No. 3

      ページ: 440-455

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Utilization of SAR differeiitial Interferemetrv for surface deformation detection caused by natural resources mining2008

    • 著者名/発表者名
      Kazuhide Sawada, et al.
    • 雑誌名

      The 3^<rd> International symposium on Modern Mining and Safety Technology Proceedings

      ページ: 1047-1049

  • [学会発表] Utilization of SAR differential Inleiferometrv for surface defonnaliondetection caused by natural resources mining2008

    • 著者名/発表者名
      Kazuhide Sawada, el al.
    • 学会等名
      The 3^<rd> Internalional symposium on Modern Mining and Safely Technology
    • 発表場所
      Fuxin, China
    • 年月日
      2008-08-05
  • [学会発表] 衛星データを川いた道路防災GISの基図更新2008

    • 著者名/発表者名
      草谷恭行, 他
    • 学会等名
      第43回地盤土学研究発表会
    • 発表場所
      広島
    • 年月日
      2008-07-11

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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