研究課題/領域番号 |
20404018
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
吉川 富夫 県立広島大学, 経営情報学部, 教授 (80405505)
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研究分担者 |
西浦 定継 明星大学, 理工学部, 准教授 (10267693)
保井 美樹 法政大学, 現代福祉学部, 准教授 (60345147)
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キーワード | 地域ガバナンス / 地域計画 / 成長管理 / スマート・グロース / 業績測定 / 戦略計画 / 市場指向型土地利用 / 自己組織 |
研究概要 |
21年度は本研究の第2年度であり、(1)研究組織の拡充と研究課題の学会への提起、(2)「成長管理」に関する最近の文献の収集、(3)研究組織メンバーそれぞれが注目する米国都市地域の現地調査を行った。 (1) については、聖学院大学教授の平修久氏を連携研究者とした。平成21年11月の「日本都市計画学会全国大会」において都市計画ガバナンスに関するワークショップを開催し、吉川が、都市計画における「ガバナンス」の意義を説明した後、地域ガバナンスの観点から見た米国各都市の特色ある「成長管理プログラム」を紹介した。 (2) については、APAやEPAの文献目録から、成長管理に関する独自の政治学的知見を集めた書籍(Daniel J.Elazar (1994) The American Mosaic, IQ Report (2003.5) Accountability in Local Government-Nonprofit Relationsなど)を購入した。 (3) 現地調査の内容 (平)PPPに関する調査:デイトン、トレド、エリー市、縮減都市の調査:シラキュウズ市 (西浦)広域成長管理とブラウンフィールド開発調査:アトランタ、ニューワーク、シカゴ市、 (吉川)広域成長管理と地方自治調査:アトランタ、シカゴ市、縮減都市の調査:ヤングスタウン市 (保井)広域成長管理とブラウンフィールド開発調査:アトランタ、トロント市 (斎藤)広域成長管理とブラウンフィールド開発調査:アトランタ、トロント、シカゴ市 これらの諸都市では、州政府機関、自治体、NPO、開発事業者、大学研究者へのヒアリングを中心とした現地調査を行った。この結果、今後の深化した研究と論文作成にむけた糸口を見出した。
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