研究概要 |
バイオエタノールの原料とする糖とデンプンの生産性に関して,ヤシ科植物を種ごとに調べ,その生産能力を再評価する.溢泌液から採る糖に関しては時期ごとにその生産力を明らかにし,また,それぞれから得られる糖の成分を把握する.デンプンに関しては質に関連した調査もする.現在栽培されているココヤシとサトウヤシ,サゴヤシを中心に幾つかのヤシ科作物について調査,解析する.また,未利用資源の開発の意味で,広大な湿地に自生するニッパヤシの糖生産力に関して調査する.さらに,バイオアルコールの原料として,将来,植物体全体を利用する可能性も考え,ヤシ科植物の生長を把握し,単位期間当たりのバイオマス生産力に関して,主にサゴヤシについて解析する
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