1)ワークショップの開催 平成20年8月5日から8月11日まで、タイ側の協力研究者である3名を鳥取大学に招聘し、プロジェクト会議を行った。その結果、現地の状況により適した研究課題の絞込みを行うための情報交換が行えた。また、鳥取大学側の研究グループ(研究代表者と連携研究者5名)の問題意識を明確にすることができた。 2)稲作局との協定書の策定の開始 上述のワークショップでの議論を経て、研究グループで行う調査研究の詳細計画をワークプランとしてまとめるとともに、共同研究相手機関の一つである、ウボンラチャタニ稲作研究センターとの共同研究をスムーズにすすめるため、当該機関の上局であるタイ政府農業省稲作局と鳥取大学との間で協力協定を結ぶ手続きが開始された。 3)タイの圃場試験・現地調査の準備のため出張 平成21年2月~3月に、研究代表者および連携研究者3名が、ウボンラチャタニ稲作試験場を訪問し、(1)平成21年度以降のウボン稲作研究センター圃場を利用した試験設計の確定、(2)農村調査を実施する村の選定、(3)当該村でのグループインタビューによる概況把握、を行った。また、ウボンラチャタニ稲作研究センターおよびコンケン大学農学部の各機関の長に表敬訪問し、プロジェト研究の協力について、改めて説明を行った。
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