研究概要 |
「極限高地生息動物の肺循環特性(低酸素暴露にもかかわらず肺高血圧症・肺性心を発症しないこと)にはRhoキナーゼのdownregulationが強く関与している」を検証するべくキルギスタンに赴き、 (1)海抜3,800m以上の高地に生息している元気な野生の雄ヤク(3歳、体重約200kg)を捕獲し、対象動物として低地で出生しその後海抜3,000m以上の高地で飼育されている同年齢雄牛を確保し、右心カテーテル検査を挿入し、Rho-kinaseインヒビタ投与前後の肺循環パラメーターを測定。 (2)測定後心・肺組織を摘出し右室/左室重量比を計測。 (3)肺組織を抗Rho-kinase抗体を用いて組織化学的に検討。
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