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2011 年度 実績報告書

テスト技法と可視化手法とによる組込みソフトウェアの信頼性向上手法の提案

研究課題

研究課題/領域番号 20500035
研究機関宮崎大学

研究代表者

片山 徹郎  宮崎大学, 工学部, 准教授 (50283932)

キーワードソフトウェアテスト / プログラムの可視化 / ソフトウェアの信頼性 / UML / コントロールフローグラフ / 実行経路 / テスト容易化
研究概要

本研究の目的は、モデリング言語UML(Unified Modeling Language)を利用したテスト技法、および、プログラムの可視化手法の2つの観点から、組込みソフトウェアに特化した信頼性向上手法の提案し、来たるべきユビキタス社会における情報技術への要求に、迅速に対応できる基盤を与えることにある。今年度は以下のことを行った。
1.プログラムの制御の流れを可視化し、動作理解の支援を行うことを目的として、昨年度までに、Javaプログラムを入力として、コントロールフローグラフ、実行経路、および、UMLのシーケンス図を、ユーザに提示するツールAvisについて、テスト支援ツールへの拡張を行った。今年度は、このAvisをより実用的な例に適用することによって有用性を評価し、5WCSQにて発表した。さらに、Avisのユーザインタフェースの充実を図り、各種出力をユーザにより理解しやすい形で提示した。この研究成果については、電子情報通信学会論文誌にて発表する(2012年4月採録決定)。
2.組込みシステムにおけるハードウェアを考慮した上での、組込みシステムに適したプログラミング言語とその実行のためのコンパイラについて、昨年度までに、その実現のための具体的な手法を提案し、その有用性と実用性について評価した。今年度は、より実用的な例に適用し提案手法を評価した。ただし、この成果については現在論文を投稿中であり、未発表である。また、テスト環境構築について、昨年度までに、ハードウェアを仮想的に実現する具体的な手法を提案した。今年度は、この提案手法を実現するツールを実際に試作し、SWEST13で発表した。
3.組込みシステムを対象とした、具体的なテスト分析手法について、昨年度までの研究実績を含めて、福岡市主催の講演会にて講演した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Javaプログラム読解支援のためのプログラム自動可視化ツールAvisの実装と評価2012

    • 著者名/発表者名
      喜多義弘
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌

      巻: Vol.J95-D(4月掲載)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Proposal of an Execution Paths Indication Method for Integration Testing by Using an Automatic Visualization Tool 'Avis'2011

    • 著者名/発表者名
      Y.Kita
    • 雑誌名

      Proc.5th World Congress for Softw.Quality (5WCSQ)

    • 査読あり
  • [学会発表] 命令セットシミュレータ(ISS)作成支援手法の改良について2011

    • 著者名/発表者名
      東園修平、喜多義弘、片山徹郎
    • 学会等名
      第13回組込みシステム技術に関するサマーワークショップ(SWEST13)
    • 発表場所
      下呂温泉水明館(岐阜県下呂市)
    • 年月日
      2011-09-01
  • [学会発表] ソフトウェアテスト講座~テスト戦略とテスト分析~2011

    • 著者名/発表者名
      片山徹郎
    • 学会等名
      平成22年度福岡市主催「先進的組込みソフトウェア技術者育成事業」第4回
    • 発表場所
      福岡SRPセンタービル(福岡県福岡市)(招待講演)
    • 年月日
      2011-07-14

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公開日: 2013-06-26  

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