研究課題
平成21年度の研究実施計画に基づき下記の研究成果を得た。(1)経路式の軸について、child軸とself軸だけを対象とするアルゴリズムを開発し、既存のXQueryエンジンGalaxを用いて以下の実験を行った。(a)peerステップ数に関する実験(b)let式を用いた実験(c)for式を用いた実験これらの実験を通じて、最適化後の問合せが十分に効率的であることがわかった。また書き換えコストが多項式とはいえ、peerステップ数が増加するとアドホックな問合せに対する書き換えとしては時間が要することが判明した。peerステップに関する部分は前計算可能な部分であるので、実用レベルでは問題ないが、遅延評価などの手法により書き換えコストの低減が課題として残った。(2)実用レベルでの応用の一つの例である、customer2orderを用いたデータ統合問題に対して、本手法を用いた融合変換を試みた結果、文脈と順序を保存する融合変換の開発は、実用的である一方でこれまで未解決であることがわかった。
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Proc.of ICSE2009, NIER Track 31
Webとデータベースに関するフォーラム