研究課題/領域番号 |
20500058
|
研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
石浦 菜岐佐 関西学院大学, 理工学部, 教授 (60193265)
|
研究分担者 |
神原 弘之 (財)京都高度技術研究所, 研究開発部, 主席研究員 (80373497)
冨山 宏之 名古屋大学, 情報科学研究科, 准教授 (80362292)
|
キーワード | 高位合成 / ハードウェア / ソフトウェア協調設計 / ANSI-C / 組込みシスラム設計 / ソフトウェア互換ハードウェア |
研究概要 |
Cプログラムを入力としてソフトウェアとハードウェアからなるシステムを効率的に合成するための手法について研究を行った。具体的には次の成果を得た 1.実行サイクル数が不定の演算の存在下で効率的なスケジューリングを実現する「可変スケジューリング」に対し、回路規模を抑制しつつ実行時の性能を確保する近似アルゴリズムを開発した。 2.CプログラムからSUIFのデータ構造を経由してCDFGを生成するのではなく、Cコンパイラが生成するアセンブリからCDFGを生成し、ここからハードウェアを合成する処理方式について検討を行った。Cプログラムレベルでハードウェア化する関数とのインタフェースをとる更新を行い、リンク済バイナリを逆アセンブルして得られるアセンブリからハードウェアを合成する手法を開発した。 3.合成するハードウェアをソフトウェアから効率的に起動する方式について検討を行い、アセンブリプログラムの任意区間を指定して、そこからCPUと密結合したコプロセッサを合成する手法を新たに考案した。 4.高位合成系のプロトタイプの開発を進めるとともに、合成した回路の性能や回路規模を、それぞれシミュレーションと論理合成で評価できる環境を整備した。
|