研究課題
基盤研究(C)
将来的な普及が期待されている仮想空間(メタバース)は、電子データとして構築された仮想3次元空間に、インターネットを通じて接続し利用する新しいサービスである。このメタバースサービスの高性能化のために、サーバのレスポンスに関する評価を行った。具体的には、まずクラスタ型サーバ上に分散型の仮想空間を実現し、メタバース実行時のサーバ側の実測評価に焦点を当て、ログイン時のサーバの動作解析等を通し、ボトルネックに関する評価を行った。その結果、本実験環境におけるレスポンスについてはDatabaseサーバへのアクセスがボトルネックにはなっていない事がわかった。そこでストレージアクセスも含めたシステム全体の制御について解析して行く事により、サーバとクライアント間のデータ通信とデータ処理の蓄積時間が長くなっている事が明らかになった。サーバとクライアントのマシンスペックを変化させてその影響を調べながらシステムを構築した結果、ログイン時間の大幅な短縮が実現された。
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情報処理学会論文誌 Vol.49, No.10
ページ: 3645-3656
日本データベース学会論文誌 Vol.7, No.1
ページ: 127-132
http://ogl.is.ocha.ac.jp/research.html