研究課題
デジタルデータの証拠性を確保するためのデジタル・フォレンジックに関し、特に重要性の高い以下の3つの項目に関し予定したものに加え波及的なものも含め下記のとおり実施した。(1) 正当性保証技術(a) 中央からの監視が可能な場合について、20年度と21年度に開発した方式に関して、プロトプログラムHiGATEを開発し、機能性能評価を行うと共に、方式の改良を図った。また、(b)出張先など中央からの監視が困難な場合について、21年度に開発したプロトプログラムに基づき、機能性能評価を行うと共に、方式の改良を図った。さらに2つの方式を切り替えながら使える応用プログラムを開発し、基本的有効性の確認を行った。あわせて、この技術をクラウド環境に適用するための方式の検討を行った。(2) E-Discovery技術訴訟された場合に必要・十分な証拠資料を公平に開示するための技術であるE-Discovery技術について、20年度と21年度に開発した方式に基づき、プロトプログラムHiGATE-EDISを改良し、機能性能評価を行うと共に、方式の改良を図った。また、この技術は疫学調査におけるプライバシー確保に使えることを明らかにし、プロトプログラムHiGATE-EPIDを開発し疫学調査への適用実験を行った。(3) 従業員のプライバシー保護技術WEBアクセスなど電子メール以外の監視を可能な限り自動化し、通常状態では誰がやっている処理かわからないが、不正があることが自動検知されると、直ちに追跡が可能な方式の機能ならびに性能面の改良を行った。
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