超大規模シミュレーションデータの写実的可視化

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20500108
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: メディア情報学・データベース
• 研究機関: 独立行政法人海洋研究開発機構
• 研究代表者: 荒木 文明 独立行政法人海洋研究開発機構, 地球シミュレータセンター, グループリーダー (90359224)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 可視化 / 並列処理 / 大規模シミュレーション / 雲形成 / 超水滴法 / 大気放射

研究概要

自然現象をターゲットとするシミュレーションにおいて、的確な物理的考察と精密な計算処理に基づくデータ可視化は、単にデータ解析の観点だけでなくそのシミュレーションのリアリティを直感的に把握する上で興味深い方法である。本研究では、地球シミュレータを用いた超大規模雲形成シミュレーションの結果を用い写実的に可視化する方法を開発した。これによって一連の積雲の成長衰退の様子をリアルに捉えることに成功した。

研究成果

• [雑誌論文] 総説:地球シミュレータセンター (2009)
  • 著者名/発表者名: 渡邉國彦, 大淵済, 陰山聡, 高橋桂子, 荒木文明, 草野完也, 他
  • ページ: 75-135
  • 査読あり
• [雑誌論文] Data Visualization Study at Earth Simulator Center
  • 著者名/発表者名: Fumiaki Araki, Shintaro Kawahara, Nobuaki Ohno, Akira Kageyama
  • 雑誌名: Annual Report of the Earth Simulator Center April 2007-March 2008 2008 ページ: 297-302
• [学会発表] Realistic visualization of a cumulus cloud and rainfall based on the cloud formation simulation with the super-droplet method (2009)
  • 著者名/発表者名: 荒木文明
  • 学会等名: Japan-Korea CFD Workshop 2009, co-located with CFD2009
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2009-12-16
• [学会発表] 積雲内部における光の多重散乱過程の3次元的な解析手法 (2009)
  • 著者名/発表者名: 荒木文明
  • 学会等名: 第14回計算工学講演会
  • 発表場所: 東京大学生産技術研究所
  • 年月日: 2009-05-12
• [学会発表] 大規模データ可視化の現状と今後 (2008)
  • 著者名/発表者名: 荒木文明
  • 学会等名: ペタスケールコンピューティング検討会および太陽地球/惑星系統合型モデル・シミュレータ構築に向けた研究集会
  • 発表場所: 海洋研究開発機構横浜研究所
  • 年月日: 2008-08-08
• [学会発表] 物理べースレンダリング手法を用いた超水滴データの可視化 (2008)
  • 著者名/発表者名: 荒木文明
  • 学会等名: 第36回可視化情報シンポジウム
  • 発表場所: 工学院大学
  • 年月日: 2008-07-22
• [学会発表] 積雲中での光の多重散乱過程の可視化 (2008)
  • 著者名/発表者名: 荒木文明
  • 学会等名: 第32回CG・可視化研究会(CAVE研究会)
  • 発表場所: 海洋研究開発機構横浜研究所
  • 年月日: 2008-07-03
• [学会発表] (招待講演)超水滴法による雲形成と降水現象の数値シミュレーション (2008)
  • 著者名/発表者名: 島伸一郎
  • 学会等名: 北陸Mクラブ・セミナー
  • 発表場所: 金沢大学
  • 年月日: 2008-06-20
• [学会発表] 超水滴法を用いた雲形成シミュレーションの可視化-ポイントスプライトを用いた粒子ベース可視化- (2008)
  • 著者名/発表者名: 川原慎太郎
  • 学会等名: 日本地球惑星科学連合2008年大会
  • 発表場所: 幕張メッセ
  • 年月日: 2008-05-26
• [学会発表] 超水滴法を用いた雲形成シミュレーションにおける雲の物理べース描画手法 (2008)
  • 著者名/発表者名: 荒木文明
  • 学会等名: 第13回計算工学講演会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2008-05-19