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2008 年度 実績報告書

人工的運動視差により誘起される新しい立体視覚とその3次元表示への応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20500116
研究機関神奈川工科大学

研究代表者

上平 員丈  神奈川工科大学, 情報学部, 教授 (50339892)

キーワード奥行き知覚 / 運動視差 / 立体視 / 3次元ディスプレイ / カーナビゲーション
研究概要

主観評価で使用する実験システムを構築するとともに、3次元CG技術により動画のテストパターンの生成法を確立して、予想される奥行き知覚について基本確認を行った。
1,実験システム構築:小型液晶ディスプレイ上に表示したパターンをレンズ系とハーフミラーを用いて、被験者の前面の風景に重畳して観察可能に被験者に提示できる光学系、ならびに光学シースルー型のヘッドマウントディスプレイにテストパターンを視差画像として前面の風景に重畳して被験者に観察可能に提示できる光学系を製作した。
2.基本原理の確認:上記実験システムを用いて、被験者の移動速度、パターンサイズの時間的変化率、パターンの像位置をパラメータとした主観評価実験を実施した。実験の結果、まず、テストパターンを運動視差が支配的となる10m以上の固定位置に表示し、パターンの知覚位置がそのサイズの時間的変化率と被験者の移動速度に依存すること、すなわち人工的運動視差により制御できることを確認した。また、両眼視差が支配的と言われている10以下の距離にテストパターンを表示しても、人工的運動視差によりパターンの知覚位置を制御できることもわかった。これは予想外の結果であるが、光学系を小型化する上で好都合の結果である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Head-up 3-D Display for Car navigation using Artificially Generat ed Motion Parallax2008

    • 著者名/発表者名
      K. Uehira, M. Suzuki
    • 雑誌名

      2008 VEHICLES AND PHOTONS SYMPOSIUM DIGEST OF TECHNICAL PAPERS

      ページ: 75-78

    • 査読あり
  • [学会発表] 運動視差による奥行き知覚に移動速度が及ぼす影響2008

    • 著者名/発表者名
      鈴木, 上平
    • 学会等名
      日本心理学会 第7 2回大会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2008-09-19

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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