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2010 年度 実績報告書

文字の動的スタイリングによる情報表現およびインタラクションの研究

研究課題

研究課題/領域番号 20500120
研究機関京都産業大学

研究代表者

水口 充  京都産業大学, コンピュータ理工学部, 教授 (60415859)

研究分担者 宮森 恒  京都産業大学, コンピュータ理工学部, 准教授 (90287988)
キーワード文字アニメーション / Kinetic Typography / 情報視覚化 / 周辺情報提示 / コンテンツ処理
研究概要

本年度は,1.動的スタイリングの効果の分析,2.記述言語の整理・拡張,3.記述言語の処理プログラム開発,4.アプリケーションの開発,の4つの項目について下記の研究開発を行った.
1. 文字に動きを付与した際に,感じ取ることのできる感情・印象の変化を分析する評価実験を行った.その結果,動きによる感情の変化の方向に関して感情語は3つのグループに分けられ,それぞれのグループに対して感情を強める効果,弱める効果,対になる感情を想起させる効果のある動きが存在することがわかった.
2. 前年度検討した音楽との同期を効率的に記述するための,拍やテンポなどの音楽の時間記述方法を導入したXML記述言語について作例および下記処理系の実装および使用実験を行い実現可能性と有効性を確認した.
3. 上記のXML記述言語を解釈して表示・再生するための処理プログラムを実装した.
4. デバイスの振り方でメッセージを選択・送受信する自己目的的コミュニケーションツールについて実装・評価実験を行い,有効性を検証した.この結果に基づき,振り方でメッセージの動きを付けをするメッセンジャーアプリの検討を行った.また,小型端末向けの文章の自動Rapid Serial Visual Presentation化ツールの仕様を検討した.
以上の成果により,文字の動的スタイリングの利用に関する基礎的な知見および処理等の方法論を確立することができた.
なお,以上の研究について京都工芸繊維大学の辻野嘉宏教授,倉本到准教授,山本景子助教,上田晃寿氏,古屋啓介氏,村山元基氏の研究協力を得た.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] おどりたい:拍記述により音楽との同期を表現する文字アニメーション記述言語2011

    • 著者名/発表者名
      古屋啓介
    • 学会等名
      情報処理学会第19回エンタテインメントコンピューティング研究発表会
    • 発表場所
      (震災のため発表会は中止(予稿は電子的に出版))
    • 年月日
      2011-03-19
  • [学会発表] 文字アニメーションが鑑賞者の感情に与える影響2011

    • 著者名/発表者名
      上田晃寿
    • 学会等名
      情報処理学会第142回ヒューマンコンピュータインタラクション研究発表会
    • 発表場所
      (震災のため発表会は中止(予稿は電子的に出版))
    • 年月日
      2011-03-10

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公開日: 2012-07-19  

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