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2008 年度 実績報告書

ボトムアップ方式による多関係データマイニング手法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 20500132
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

犬塚 信博  名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (10221780)

キーワード機械学習 / アルゴリズム / データマイニング / 計算論理学 / 関係データベース / 述語論理 / 人工知能
研究概要

複数の関係表からなるデータベースのマイニング、即ち多関係データマイニングのための効率的手法について研究している。先行研究で関係的属性と呼ぶ基本的パターンを事例から予め抽出し、その組合せで頻出パターンを獲得する方法を提案した。20年度はこの手法についてアルゴリズムの基本設計と実装、基本動作の確認を行った。システムは2方向から研究を行ってきた。1つは、本アプローチに基づいてマイニングの機能を可能な限り引き出すことであり、他方は本システムの基本機能を大規模データベースに適用可能とすることである。この両面から20年度は成果を得ることができた。
関係属性を基本パターンの組合せで枚挙することが方針であり、この組合せに関して2つのオペレータを定義し、これの組合せでパターンを枚挙する手法を提案した。この成果は大阪で開催されたPAKDDにおいて発表した。(システム(1))
他方、論理型言語Prologとデータベースサーバを組合せてPC上に実装し、大規模データベースをマイニング対象とするための研究を行った。この結果、基本システムをデータベースシステムと結合することが可能となった。この成果は、名古屋大学で開催された情報学ワークショップで発表し、論文奨励賞を受賞した。(システム(2))
実験は突然変異性を有する化合物データを使用したものを予定していたが、これについてはシステム(1)での実験のみとした。しかし、これの他にWebマイニングを対象とした基本実験を進め、データの準備と基本実験を済ませた。この他、ILP手法の基本的性質に関する理論研究をすすめ、KES2008等において発表した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Relational Pattern Mining Based on Equivalent classes of Properties2008

    • 著者名/発表者名
      Nobuhiro Inuzuka
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Computer Science 5012

      ページ: 582-591

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Control of Hypothesis Space Using Meta-knowledge in Inductive Learning2008

    • 著者名/発表者名
      Nobuhiro Inuzuka
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Computer Science 5078

      ページ: 911-918

    • 査読あり
  • [学会発表] 関係データベースシステムを結合した論理データマイニングの実装2008

    • 著者名/発表者名
      牧野敏行
    • 学会等名
      情報学ワークショップ2008
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      20080925-20080926
  • [学会発表] Meta-knowledge to explore hypotheses in inductive logic programming2008

    • 著者名/発表者名
      Nobuhiro Inuzuka
    • 学会等名
      1^<st> Annual Meeting of Asian Association for Algorithms and Computation
    • 発表場所
      香港大学, 香港
    • 年月日
      20080426-20080427

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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