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2010 年度 実績報告書

ボトムアップ方式による多関係データマイニング手法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 20500132
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

犬塚 信博  名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (10221780)

キーワード機械学習 / アルゴリズム / データマイニング / 計算論理学 / 関係データベース / 述語論理 / 人工知能
研究概要

本研究でこれまでに得られた成果を提案するアルゴリズム・システムとして利用してゆくための検討を中心に行い、成果をまとめた。システム利用の課題を可用性と応用実験を中心として他の関連アルゴリズムとの理論的および性能上の比較を行った。また多方面の応用課題を検討した。
21年度には提案アルゴリズムのシステム上の基本設計を終えており、22年度はこれの実装とデータを用いた実験を中心に進めた。これまでに検討してきた各種データに加えて、特に特に社会ネットワーク分析に関わる応用を取り上げ、これをマイニングする際の課題を検討した。本課題で検討してきた論理パターンの抽出とは別のアプローチに関する可能性も含め、今後の発展の可能性も見出した。多数の応用実験によって実装上のボトルネックとなるプロセスや他のアルゴリズムとの特徴的利点を得ることができた。特に構造的な複雑さに対する優れた性能を確認した。
他の関連分野として、グラフマイニング、時系列マイニングの分野のアルゴリズムについて理論的および性能上の比較を行った。特に、グラフマイニングは、本研究と同様に構造的対象をマイニング対象としており、性能と理論的位置づけを明確にする必要があった。グラフマイニングでは容易に扱える課題で、本アプローチでは対応が困難なパターンが明確になった。これは手法の限界でもあるが、新たな解決すべき課題の発見でもあり、新たなステップにつながる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Multi-Relational Pattern Mining System for General Database Systems2010

    • 著者名/発表者名
      Nobuhiro Inuzuka, Toshiyuki Makino
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Computer Science

      巻: 5712 ページ: 72-80

    • 査読あり
  • [学会発表] 事例から抽出された特徴に基づく関係型パターンマイニング法と他手法の比較2011

    • 著者名/発表者名
      中野裕介, 犬塚信博
    • 学会等名
      第73回情報処理学会全国大会
    • 発表場所
      東京都目黒区、東京工業大学大岡山キャンパス
    • 年月日
      20110302-20110304
  • [学会発表] 基本パターンの抽出とその構造的組み合わせに基づくマルチリレーショナル・データマイニング手法2010

    • 著者名/発表者名
      中野裕介, 犬塚信博
    • 学会等名
      第8回情報学ワークショップ
    • 発表場所
      名古屋市、名古屋工業大学
    • 年月日
      20101210-20101211
  • [学会発表] Multi-Relational Pattern Mining Based-on Combination of Properties with Preserving Their Structure in Examples2010

    • 著者名/発表者名
      Yusuke Nakano, Nobuhiro Inuzuka
    • 学会等名
      20^<th> International Conference on Inductive Logic Programming
    • 発表場所
      イタリア・フィレンツェ
    • 年月日
      20100627-20100630

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公開日: 2012-07-19  

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