研究課題
本研究では、人間の知識創造過程が記憶・演繹・帰納・発想から成るという点に着目し、資産価値や知識資産の創造の支援をめざした知識創造型データベースシステムの研究を行う。知識創造支援型データベースシステムの研究を行うために、(1)知識創造支援機能の構成法、(2)知識創造支援処理の効率化法、(3)ソーシャルネットワークを対象として知識創造を支援する方法、(4)知識創造支援機能を応用する方法の研究を行う。最終年度の研究実施計画に沿ってその実績を報告すると,以下のとおりである。【知識創造支援型データベースシステムの構成法】文字列データの大規模化を達成するためにサフィックス木とバッファ管理モジュールとを組み合わせる方法を検討した。また、空間座標配列データから類似構造検索等に有用な構造アラインメントを効果的に実施するために,改良版EOによる方法を明らかにした。【知識創造支援型データベース処理の効率化法】文字列データの類似検索結果に対する最小汎化の計算を高速化するために,その計算の並列化法を明らかにした。また、Twitterなどで見られる文書ストリーム上のバースト性を高速に検出するために有用なKleinbergのアルゴリズムを並列化する方法を明らかにした。【知識創造支援型データベースを応用する方法】産学連携によるマッチングセッションや広島市役所での展示会などでのポスター展示などを通じ、図書推薦、Webマイニング、バイオインフォマティクス、テキスト処理などの分野への先進的な応用可能性について検討を行った。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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情報処理学会論文誌 数理モデル化と応用
巻: 6 ページ: 11 pages
GSTF International Journal on Computing
巻: 2(4) ページ: 7 pages
10.5176/2251-3043_2.4.206
Special Issue on "Advanced Soft Computing Methodologies and Applications in Web Intelligences、"International Journal of Knowledge and Web Intelligence (IJKWI) Inderscience Publishers
巻: Vol. 3、 No. 2 ページ: 88-109
DOI:10.1504/IJKWI.2012.050282