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2009 年度 実績報告書

情景及び異種メディア間の対応する色再現の自動的実現手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20500160
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

田島 譲二  名古屋市立大学, 大学院・システム自然科学研究科, 教授 (50381900)

キーワード対応する色再現 / 光源色推定 / 二色性反射モデル
研究概要

'対応する色再現'を実現するための技術として、今年度は異なる色温度間の対応する色再現技術のための主観評価実験に注力した。
1.テスト画像の作成
暗室中に二つの色評価用モニタを設置し、左右の順応色温度T_1とT_2を別々に設定する。そして左の画面にT_1の画像を、右の画面にT_1~T_2に対応する五つの画像を表示し、五つのうちのどの画像の色が最も近く見えるかを評価する。評価にはsRGBモニタを用いているが、本来5,000Kの画像の色温度を変換すると、モニタの色域を超えるため、原画像の色域を小さくする必要がある。画像の自然さを損なわずにこの程度を試行錯誤で決定するのに、かなりの労力を要した。
2.評価システムの作成
評価システムは、Windows PC上で作成した。次のような特徴が必要である。
(1)左右のモニタに複数の種類のテスト画像を表示し、被験者が自分でPCを操作しながら、比較結果が自動的に記録される。
(2)比較対象の五つの画像が、ランダムな順序に表示されるようにプログラムできること。
(3)画像は、順応したグレイの中に表示される。グレイの周囲の外にWindows標準のフレームが見えてはならない。
このようの特徴を持つシステムを開発するためのプラットフォームとして幾つかを試み、最終的に
Microsoft PowerPoint(R)の上に、システムを開発した。
3,主観評価実験
色覚正常の被験者14名(男10名、女4名)を募集し、5,000K.3,000K、 5,000K-4,000K、 5,000K-6,500K、 5,000K-9,000K、 3,000K-5,000K、 4,000K-5,000K、 6,500K-5,000K、 9,000K-5,000Kについて主観評価実験を実行した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Illumination Chromaticity Estimation Based on Dichromatic Reflection Model and Imperfect Segmentation2009

    • 著者名/発表者名
      田島譲二
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Computer Science, Springer Volume 5646

      ページ: 51-61

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Color constancy と画像からの光源推定2009

    • 著者名/発表者名
      田島譲二
    • 雑誌名

      画像電子学会誌 Volume 38

      ページ: 503-511

  • [備考]

    • URL

      http://www.nsc.nagoya-cu.ac.jp/~tajima/illumination_chromaticity.html

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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