研究概要 |
1.提案済みの安全カテゴリのUMLモデルを,安全規格認証済みの製品に適用し,モデルの妥当性を検証した. 2.安全カテゴリなどの要求仕様に対する整合性を,形式検証ツールで数学的に検証した. 3.決定論的なUMLモデルについて,従来型のFMEA(Failure Mode and Effect Analysis)とFTA(Fault Tree Analysis)との対応づけを行った.また,これらの従来手法に対する,本手法の利点と欠点を明らかにした. 4.決定論的なUMLモデルと確率的なリスク解析を統合したモデル化手に基づいて,国際規格のISO機械安全規格とIEC機能安全規格のどちらにも整合したモデルを作成した. 5.安全関連系の開発プロセス全体について,開発モデルとしてモデル化,パターン化を行い,IEC機能安全規格で定める製品ライフサイクルの考え方や,ISO機械類の安全性で示される3ステップ法との整合性を確認した. 6.上記のように開発したモデルを,Object Management Groupにて国際標準化提案を行った.
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