• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

科学技術基本計画重点分野の研究動向とその効果に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 20500224
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

西澤 正己  国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 准教授 (00281585)

キーワード科学計量学 / 計量書誌学 / 学術政策
研究概要

現在では,科研費以外にも多くの競争的資金が配分されているものの、研究費総額では,科研費が約半額を占めている。この科研費において、科学技術基本計画の重点分野に対してどのように研究費が配分され、どのように変化してきたかは興味の持たれるところである。科学技術基本計画重点分野に対する研究費重点配分は行われてきたが、その効果や関連分野の広がりに対する定量的な指標はほとんどない。これまでに関連研究で開発したキーワード分析の手法は応用範囲が非常に広く、科学研究費補助金データのみならず、特許データベース、引用索引データベース等を用いた分析にも適用することができる。また、他のビブリオメトリックス手法を用いた分析と連携して、各方面で興味ある結果が出てくることを期待しており、次期政策の策定に資する資料としたいと考えている。
平成20年度までには、ライフサイエンス、ナノテクノロジー、情報通信分野のキーワードを精度良く抽出する手法を確立し、科学研究費補助金に対する、課題数と研究配分額の算出の基礎を行ってきた。今後はこれを基礎に、さらに精度良く適当なキーワードを抽出する手法を確立すると共に、研究成果概要データベース等を使いて関連研究を抽出する手法を引き続き開発する。環境分野に関しては、平成20年度より、特に国立環境研究所の研究成果に注目し、課題及び研究者に対してデータ整理するとともに、研究者に対しては科研費データベースと関連が取れるように、研究者番号の対応付けをおこなっている。環境分野は他の重点領域と比べ、特に複合的色合いが強い。このデータを基礎に、さらに他の関連機関のデータにも注目し、これらの研究成果から大まかな研究分野分類、キーワード抽出をした後に科学研究費全体の分析作業を行い、分析手法の確立の基礎を作るよていである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 日本の論文誌や科研費における研究組織の協力体制や動向の可視化2008

    • 著者名/発表者名
      西澤正己, 他
    • 雑誌名

      情報知識学会誌 Vol. 18 No. 2

      ページ: 117-122

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi