• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

空間情報からみた農村開拓過程と移住ネットワーク-タイ国東北部を対象として-

研究課題

研究課題/領域番号 20500231
研究機関大阪市立大学

研究代表者

永田 好克  大阪市立大学, 大学院・創造都市研究科, 准教授 (70208023)

キーワード国際研究者交流 / タイ / 農村開拓 / 空間情報
研究概要

本研究で対象とするのはタイ国東北部の中でも北部に位置するソンクラム河流域周辺である。この地域は河川沿いを除いて近代まで農村集落の分布が疎であったことが1950年代の地形図から明らかである。一方でかつての森林地域内に現在で多くの集落が存在する。過去半世紀ほどの間に急速に集落が増えたこの地域の開拓移住ネットワークを空間情報の分析から解明することを目的として、本年度は以下の研究調査活動を行った。現地での調査は海外共同研究者の協力のもとで行っている。
1. 中間発表:昨年度の調査で得たデータを分析し、ウドンタニ県バンドゥン郡のN村の発展段階を中心話題として学会横断型シンポジウムにおいて発表を行った。
2. 本調査2村目:8月下旬からの二週間に、ノンカイ県ファオライ郡ファオライ区に所在するS村を対象として全世帯に対する対面調査を行い、移住ネットワークの解明に活用するデータの収集を行った。
3. 中間発表:ここまでの2村の本調査で得たデータの一部を比較分析し、農村発展過程の共通性を示唆しうる結果について発表を行った。
4. 本調査3村目:2月下旬からの三週間に、サコンナコン県ワノンニワット郡ノンウェンタイ区に所在ずるNC村を対象として全世帯に対する対面調査を行い、移住ネットワークの解明に活用するデータの収集を行った。またあわせて来年度に予定する別村での本調査に向けた予備調査を行い、関連資料の収集を行った。
来年度もひきつづき1ないし2村で本調査を行い、これまでに調査した村との比較を含めた分析を行う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 開拓農村の発展と人の移動-タイ国東北部の事例から-2009

    • 著者名/発表者名
      永田好克
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告 2009-CH-83

      ページ: 159-174

  • [学会発表] Spatial Distribution of Original Homes of Migrants to Newly Established Villages : A Case Study in Northeast Thailand2009

    • 著者名/発表者名
      Yoshikatsu Nagata
    • 学会等名
      PNC 2009 Annual Conference
    • 発表場所
      台湾、台北市、中央研究院
    • 年月日
      2009-10-06
  • [学会発表] 開拓農村の発展と人の移動-タイ国東北部の事例から-2009

    • 著者名/発表者名
      永田好克
    • 学会等名
      シンポジウム「Historical GISの地平」
    • 発表場所
      帝塚山大学(奈良県)
    • 年月日
      2009-07-26

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi