研究課題
基盤研究(C)
図は詳細度・抽象度の異なる情報を同時に表現することが知られている。本研究では、図の読解において抽象度の高い情報(「高次情報」という)が実際に利用されているかを、読解時の視線の運動を分析することによって確かめた。その結果、実際に高次情報が利用されていることが確認された。また、それを利用する際に人間が図の構成要素に向ける注意を特殊な仕方で制御しており、そうした制御を容易にすることが、テキスト表現とは異なる図的表現の主たる機能であるという仮説が得られた。
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哲学論叢 35巻
ページ: 1-21