エシェロン階層情報に基づく時空間データの分析とその応用

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20500258
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 統計科学
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 栗原 考次 岡山大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (20170087)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: エシェロン解析 / 時空間情報 / 空間位相構造 / 分類 / ホットスポット / 空間スキャン統計量

研究概要

本研究では、時間的・空間的に相互作用を受けながら得られるデータに対して、エシェロン階層情報に基づき領域分割、時空間分割を行い、時空間データの有意に集積性がみられるホットスポットの検出に関わる新手法を確立した。さらに、多変量空間データ、各種地域データ、SNPデータ等の時空間データに対して開発手法の拡張を行い、ホットスポットの時間的な拡大、縮小、移動、合併などの時間的な遷移について検討した。

研究成果

• [雑誌論文] Airlines scheduling model and solution algorithms (2011)
  • 著者名/発表者名: Al-Sultan, Ahmed Thanyan, M. Ishioka, F., Kurihara K.
  • 雑誌名: Communications of the Korean Statistical Society accepted
  • 査読あり
• [雑誌論文] Comprehensive Assessment on Hierarchical Structures of DNA markers Using Echelon Analysis, (Edited by Lechevallier, Y., Saporta, G.), (Physica-Verlag) (2010)
  • 著者名/発表者名: Tomita, M., Kurihara K.
  • 雑誌名: Proceedings of COMPSTAT2010 ページ: 1645-1652
  • 査読あり
• [雑誌論文] Forestry Structure and Distribution of Trees, (Edited by Tanaka, Y., et al.) (2010)
  • 著者名/発表者名: Oda, M.Ishioka, F., Kurihara K.
  • 雑誌名: Proceedings of JKSC2010 ページ: 145-152
  • 査読あり
• [雑誌論文] Neural Network Approach for Histopathological Diagnosis of Breast Diseases with Images, (Edited by Lechevallier, Y., Saporta, G.)(Physica-Verlag) (2010)
  • 著者名/発表者名: Ishibashi, Y., Hara, A., Okayasu, I., Kurihara K.
  • 雑誌名: Proceedings of COMPSTAT2010 ページ: 1151-1158
  • 査読あり
• [雑誌論文] Statistical Analysis of the Birds Data around the Final Waste Disposal Site (2009)
  • 著者名/発表者名: Oda, M., Kurihara K.
  • 雑誌名: Journal of Environmental Science for Sustainable Society Vol.3 ページ: 1-8
  • 査読あり
• [雑誌論文] Hotspot Detection for health and environmental data, (Edited by M. Mizuta)(Invited paper). (2008)
  • 著者名/発表者名: Kurihara K., Ishioka, F.
  • 雑誌名: Proceedings of IASC2008 ページ: 953-961
  • 査読あり
• [雑誌論文] Detection of Space-Time Hotspots for Korean Earthquake Data Using Echelon Analysis, (Edited by P. Brito)(Physica-Verlag) (2008)
  • 著者名/発表者名: Han, S., Ishioka, F., Kurihara K.
  • 雑誌名: Proceedings of COMPSTAT2008 ページ: 785-792
  • 査読あり
• [雑誌論文] A New Approach to Spatial Clustering Based on Hierarchical Structure, (Edited by P. Brito)(Physica-Verlag)2008 (2008)
  • 著者名/発表者名: Ishioka, F., Kurihara K.
  • 雑誌名: Proceedings of COMPSTAT2008 ページ: 193-200.
  • 査読あり
• [雑誌論文] Statistical approach for environmental problems based on spatial structure (2008)
  • 著者名/発表者名: Kurihara K., Ishioka, F.
  • 雑誌名: Hokkaido University Technical report series in Mathematics No.136(Invited paper) ページ: 10-19
  • 査読あり
• [雑誌論文] Detection of Hotspot for Korea Earthquake Data using Echelon Analysis and Seismic Wave Energy (2008)
  • 著者名/発表者名: Han, S., Ishioka, F., Kurihara K.
  • 雑誌名: Journal of the Faculty of Environmental Science and Technology 13(1) ページ: 51-56
• [雑誌論文] 最終処分場に関する住民の意識調査 (2008)
  • 著者名/発表者名: 羅明振, 小野雄策, 小野芳朗, 栗原考次
  • 雑誌名: 岡山大学環境理工学部研究報告 13(1) ページ: 35-42
• [雑誌論文] Identify LD blocks based on hierarchical spatial data (2008)
  • 著者名/発表者名: Tomita, M., Hatsumichi, M., Kurihara K.
  • 雑誌名: Computational Statistics & Data Analysis 52(4) ページ: 1806-1820
  • 査読あり
• [学会発表] Echelon解析による統計的観点からの疾病集積性の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 惟高裕一、石岡文生、栗原考次
  • 学会等名: 日本計算機統計学会第24回シンポジウム
  • 発表場所: 箕面市
  • 年月日: 2010-11-11
• [学会発表] 一般廃棄物最終処理場の立地候補地の選定について (2010)
  • 著者名/発表者名: 羅明振、石岡文生、文勝浩、栗原考次
  • 学会等名: 日本計算機統計学会第24回シンポジウム
  • 発表場所: 箕面市
  • 年月日: 2010-11-11
• [学会発表] Patch Detection of Forest based on Spatial Structure (2010)
  • 著者名/発表者名: 小田牧子, 正木隆, 栗原考次
  • 学会等名: 科学研究費研究集会「時空間統計解析の理論と応用」
  • 発表場所: 鎌倉市
  • 年月日: 2010-11-04
• [学会発表] 時空間データの位相構造による分類とその応用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 栗原考次、石岡文生
  • 学会等名: 2010年度統計関連学会連合大会
  • 発表場所: 新宿区(早稲田大学)
  • 年月日: 2010-09-07
• [学会発表] 空間データの階層構造の安定性評価について (2010)
  • 著者名/発表者名: 石岡文生、栗原考次
  • 学会等名: 2010年度統計関連学会連合大会
  • 発表場所: 新宿区(早稲田大学)
  • 年月日: 2010-09-07
• [学会発表] 樹木の空間位相構造 (2010)
  • 著者名/発表者名: 小田牧子、正木隆、栗原考次
  • 学会等名: 2010年度統計関連学会連合大会
  • 発表場所: 新宿区(早稲田大学)
  • 年月日: 2010-09-07
• [学会発表] 空間データの階層構造の信頼性について (2010)
  • 著者名/発表者名: 石岡文生、矢木良、栗原考次
  • 学会等名: 日本計算機統計学会第24回大会
  • 発表場所: 立川市
  • 年月日: 2010-05-14
• [学会発表] Echelon解析で検出したHotSpot候補の信頼性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 矢木良、石岡文生、栗原考次
  • 学会等名: 第4回日本統計学会春季集会
  • 発表場所: 青山学院大学
  • 年月日: 2010-03-07
• [学会発表] 空間スキャン統計量と隣接パターン検出法 (2010)
  • 著者名/発表者名: 豆野貴之、石岡文生、栗原考次
  • 学会等名: 第4回日本統計学会春季集会
  • 発表場所: 青山学院大学
  • 年月日: 2010-03-07
• [学会発表] Echelon解析におけるlatticeデータ分析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 豆野貴之、石岡文生、栗原考次
  • 学会等名: 科学研究費研究集会「環境・生態データの統計科学的解析およびその基礎理論の研究」
  • 発表場所: 横浜市
  • 年月日: 2009-11-27
• [学会発表] Characteristic Evaluation of hotspot detection based on Echelon Analysis (2009)
  • 著者名/発表者名: 石岡文生, 栗原考次
  • 学会等名: 科学研究費研究集会「時空間統計解析の理論と応用」
  • 発表場所: 宇治市
  • 年月日: 2009-11-19
• [学会発表] 生態空間分布の集積性の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小田牧子、栗原考次
  • 学会等名: 日本計算機統計学会第23回シンポジウム
  • 発表場所: 江別市
  • 年月日: 2009-11-08
• [学会発表] 大規模データに対する時空間集積性の解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 石岡文生、冨田誠、藤田利治、栗原考次
  • 学会等名: 第1回大規模データ科学に関する研究会
  • 発表場所: 札幌市
  • 年月日: 2009-09-18
• [学会発表] 遺伝統計解析におけるDNAマーカーのLD集積性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 冨田誠、栗原考次
  • 学会等名: 第1回大規模データ科学に関する研究会
  • 発表場所: 札幌市
  • 年月日: 2009-09-18
• [学会発表] ホットスポット検出法の性質評価について (2009)
  • 著者名/発表者名: 石岡文生、栗原考次
  • 学会等名: 2009年度統計関連学会連合大会
  • 発表場所: 京田辺市
  • 年月日: 2009-09-08
• [学会発表] 空間統計学による日本の死亡率解析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 惟高裕一、石岡文生、栗原考次
  • 学会等名: 日本計算機統計学会第23回大会
  • 発表場所: 福岡市
  • 年月日: 2009-05-16
• [学会発表] 大規模データへのエシェロン解析の応用 (2008)
  • 著者名/発表者名: 石岡文生、栗原考次
  • 学会等名: 2008年度新領域融合プロジェクトによる研究会「大規模データ・リンケージ,データマイニングと統計手法」
  • 発表場所: 東京都港区
  • 年月日: 2008-12-11
• [学会発表] Investigation for the stability of hotspot detection (2008)
  • 著者名/発表者名: 石岡文生, 栗原考次
  • 学会等名: 科学研究費研究集会「時空間統計解析の理論と応用」
  • 発表場所: 那覇市
  • 年月日: 2008-11-27
• [学会発表] 地域データの階層構造と隣接・距離情報に基づく分類について (2008)
  • 著者名/発表者名: 石岡文生、栗原考次
  • 学会等名: 2008年度統計関連学会連合大会
  • 発表場所: 横浜市
  • 年月日: 2008-09-09
• [学会発表] エシェロン階層構造に基づく時空間データとその応用 (2008)
  • 著者名/発表者名: 栗原考次
  • 学会等名: 京都大学経済研究所計量経済学セミナー
  • 発表場所: 京都市
  • 年月日: 2008-07-30
• [学会発表] Ecological Analysis of Birds Data Based on a Measure of Vegetation Authenticity using GIS (2008)
  • 著者名/発表者名: 小田牧子, 栗原考次
  • 学会等名: 2008 Korea-Japan Statistics Conference of Young Researchers
  • 発表場所: Seoul
  • 年月日: 2008-07-10
• [学会発表] Detection of Hotspots for Korean Earthquake Data using c-value of Gutenberg-Richter relation (2008)
  • 著者名/発表者名: Han, S., Ishioka F., Kurihara K.
  • 学会等名: 2008 Korea-Japan Statistics Conference of Young Researchers
  • 発表場所: Seoul
  • 年月日: 2008-07-10
• [学会発表] GISを利用した自然度と鳥類の関連性について (2008)
  • 著者名/発表者名: 小田牧子、栗原考次
  • 学会等名: 日本計算機統計学会第22回大会
  • 発表場所: 秋田市
  • 年月日: 2008-05-23
• [備考] ホームページ
  • URL: http://www.ems.okayama-u.ac.jp/kurihara/