研究課題
基盤研究(C)
移植拒絶を生じさせない特定集団の個体群作製は重要な意味を有している。そこで、同じ主要組織適合抗原複合体(MHC)遺伝子を持つサルを多数獲得すること、すなわち、MHC遺伝子を明らかにすることによって、MHCホモの遺伝学的統御個体を作成することである。そこで解決しなければならない問題点として個体部群の供給源である。滋賀医科大学 動物生命科学研究センター(以下当センター)においては現在約800頭のカニクイザルを保有しているが、国内にはその数を遙かに上回る個体数を保有する機関・企業が存在しており、これら機関と連携しMHC抗原の検索母群の個体数を増加させることにより、更に作出の可能性を増大させることが可能となる。このネットワークを構築することにより、当センター以外の機関・企業でもStage1.カニクイザルにおけるMHC遺伝子に関する情報を共有することが出来る。Stage2.遺伝的背景の明らかな個体の生殖細胞を提供することでその保存、あるいは同一形質の個体を作出することが出来る。Stage3.作出した個体群を用いた臨床応用研究が可能となる。
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http://www.shiga-med.ac.jp/~hqanimal/