研究概要 |
内在性グルコシルセラミド合成酵素(Ugcg)遺伝子の両アリルをダブルノックアウトしたES細胞に相同遺伝子を導入し,完全欠損から過剰発現までUgcg 発現のに基づく遺伝子機能解析系の樹立を試みたが,安定なクローンは得られなかった。一方,Cre/loxP組換え系により任意の発生段階や組織(細胞)でエクソン5を欠損するセラミド細胞内選択輸送タンパク質(Ceramide Transfer Protein : Cert)コンディショナルノックアウトマウスの樹立に成功した。このマウスは,胎生期致死を示す糖鎖関連遺伝子の新たな機能解析系として有用である。
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