• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

微細構造からみた骨粗鬆症患者の骨質・骨強度評価

研究課題

研究課題/領域番号 20500391
研究機関九州大学

研究代表者

馬渡 太郎  九州大学, 大学病院, 助教 (60335974)

キーワード骨粗鬆症 / 骨質 / 骨強度
研究概要

平面分解能は世界最高レベルの臨床用CT(ヘリカルCT : X Vigour Real、マルチスライスCT : Aquillion、東芝メディカル)を用いて、骨粗鬆症による骨脆弱性により圧迫骨折が危惧される患者の第3腰椎全体を撮像、DICOMデータを蓄積中である。DXAによるBMD計測、各種血清学的マーカー、すなわち血清オウステオカルシン濃度、骨型ALP濃度、および血中NTX濃度、ucOC等の評価を行っている。蓄積されたデータを疾患(原発性骨粗鬆症、ステロイド性骨粗鬆症、関節リウマチ)や治療薬物により分類し、解析を進めている。subtraction法はオリジナルな手法で、経時的に撮像した二つの再構築画像を三次元的にsuperimposeし、その差分データを作製、これに識別の為の色を付け、元のデータ上にoverlay表示させる。これにより、新たに添加された骨の量及び局在、消失した骨の量および局在が可視化可能となる。実際の症例においては、個々のCTデータは撮像時の体位などにより必ずしも同じ配置とはなっていないため、昨年度に引き続きSubtraction法の改良、検証作業を行っている。
現在三次元空間座標系の中で経時的に撮像した同一症例のデータを6自由度動かしてregistrationを行っているが、さらに精度を向上させるための方法を模索している。現在の方法で再現性の検討として、ヒト脊椎を含むファントムを用意し、撮影のセットアップを変えて、繰り返し撮像を行った。このデータからsuperimposition、subtractionの精度に問題が無いことを確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Subtraction 法を用いた骨粗鬆症腰椎経時的評価の試み2009

    • 著者名/発表者名
      馬渡太郎, 三浦裕正, 他
    • 学会等名
      第82回日本整形外科学会学術総会
    • 発表場所
      マリンメッセ福岡、福岡
    • 年月日
      2009-05-14

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi