研究課題
基盤研究(C)
ラマン散乱光は無染色で細胞内分子の局在を観察するために有用と考えられるが、ラマン散乱光は微弱なため非常に長い計測時間を要し、生細胞の観察にはあまり適していなかった。本研究では、高速ラマン顕微鏡を用いて、生細胞と抗癌剤の細胞内分布・代謝イメージングを試みた。共鳴ラマン散乱を用いることにより生細胞イメージングが短時間で可能となった。抗癌剤CPT-11/SN-38の細胞内局在の非染色イメージングが可能であった。また、抗癌剤の細胞内代謝についても解析を行った。ラマン散乱スペクトルの持つ分子情報をもとにイメージングを行えばプローブを用いなくとも細胞内薬物分布が可視化でき、非染色・非破壊・多次元な解析が可能と考えられた。
すべて 2011 2010 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (10件) 学会発表 (10件) 備考 (1件)
Int J Colorectal Dis 25
ページ: 811-816
Histochem Cell Biol. 132
ページ: 39-46
Int J Cancer 125
ページ: 2256-2263
Biochem Biophys Res Commun. 382
ページ: 370-374
Exp Cell Res. 315
ページ: 1190-1199
Proc.SPIE 7169
ページ: 71690H
Proc.SPIE. 7190
ページ: 719019
Curr Pharm Biotechnol. in press
http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/pcr/