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2010 年度 実績報告書

運動の再建における姿勢最適化トレーニングの効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20500460
研究機関東北文化学園大学

研究代表者

藤澤 宏幸  東北文化学園大学, 健康社会システム研究科, 教授 (20316425)

研究分担者 武田 涼子  東北文化学園大学, 医療福祉学部, 准教授 (10316432)
鈴木 誠  東北文化学園大学, 医療福祉学部, 助教 (90382697)
村上 賢一  東北文化学園大学, 医療福祉学部, 助教 (60433520)
吉田 忠義  東北文化学園大学, 医療福祉学部, 助教 (20445117)
梁川 和也  東北文化学園大学, 医療福祉学部, 助教 (00453358)
キーワード最適化 / 姿勢 / 運動学習 / ファンクショナル・リーチ / 教示 / 外在的フィードバック / internal focus of attention / external focus of attention
研究概要

昨年度,本研究にて言語教示におけるinternal focus of attention(IFA)とexternal focus of attention(EEA)の運動学習への効果を結果の知識(KR)を与えた場合について検討した,その結果,教示と外在的フィードバック(FB)の類似性の程度によって学習効果に影響を及し,EEA教示に対してはKRが効果的である可能性が示唆された.そのため,本年度はIFA教示に対し類似性が高いと考えられるパフォーマンスの知識(KP)を与えた場合について,運動学習への効果を明らかにすることを目的とし,健常者と在宅高齢者を対象とした2つの実験を実施した.
<実験1>
対象は健常人23名とした.トレーニング前テスト(プレテスト)にてFRにおける外果から第3指先端までの水平最大距離(FR距離)を測定した.プレテスト実施後,被験者をIFA群(12名)とControl群(11名)に振り分けた.その後,練習期間(5日間)を設け,IFA群にのみIFA教示とKPを与えた.練習期間終了の翌日と1週間後に保持テストを行った.その結果,プレテストを基準としたFR距離の変化量は,測定日にのみ主効果が見られ,群間には有意な主効果は見られなかった.本実験により,IFA教示はKPと類似性が高く,運動学習への効果に影響を及ぼす可能性が示唆された.
<実験2>
対象は2か所の地区にて開催された転倒予防教室へ参加した在宅高齢者33名とした.プレテストにてFR距離を測定した.対象者を地区毎にIFA群(18名),Control群(15名)と設定した.その後,IFA群のみ練習期間(14週間)を設け,IFA教示とKPを与えた.練習期間終了の翌日に保持テストを行った。その結果,IFA群はFR距離が有意に延長したのに対し,Control群は変化を示さなかった.本実験により,KPを組み合わせたIFA教示は,高齢者の運動学習への効果に影響を及ぼす可能性が示唆された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ファンクショナル・リーチを用いた姿勢最適化トレーニングにおけるInternal focus of attentionとExternal focus of attentionの教示効果の差異について2010

    • 著者名/発表者名
      鈴木博人・藤澤宏幸, 他
    • 学会等名
      第45回日本理学療法学術大会
    • 発表場所
      岐阜県岐阜市岐阜メモリアルセンター
    • 年月日
      2010-05-29

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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