• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

新生児聴覚スクリーニング後の要再検児に適用可能な前言語期の発達評価質問紙の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20500467
研究機関上智大学

研究代表者

進藤 美津子  上智大学, 外国語学部, 教授 (40082177)

研究分担者 荻野 美佐子  上智大学, 総合人間科学部, 教授 (70185528)
玉井 ふみ  県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (10280207)
キーワード乳幼児期 / 発達評価 / 発達質問紙 / 発達項目 / 0ヶ月~24ヶ且児 / 認知・理解面 / コミュニケーション行動面 / 携帯電話による情報収集
研究概要

平成22年度の研究成果は、次のようである。
1)新生児聴覚スクリーニング後の要再検児や発達面に遅れがみられる乳幼児に適用可能な前言語期の発達評価質問紙を開発する目的で、前年度に引き続き、私共が試作した粗大運動、手の操作・対物関係、口の動き,コミュニケーション(聴覚・理解)、コミュニケーション(表出)、情緒・対人関係の6領域からなる0ヶ月~24ヶ月児用の発達質問紙(修正版)を用いて、生後0か月から2歳に至る健常乳幼児計42名(男児22名、女児20名)について、月毎ごとの各領域の発達を調査・集計した。
2)調査方法は、パソコンもしくは紙ベースでのアンケート調査方式にて行っていたが、パソコンよりもより簡便な携帯電話での回答の可能性を検討するために、東京職能訓練大学校の福良博史先生、伊東久美子先生のご協力により、携帯電話から入力出来るシステムを試作した。
3)7月と3月に研究打ち合わせ会を行い、研究協力児の各月齢ごとの発達状況に基付き、調査項目の内容の意義、内容の表現,項目の適用性について、詳細に検討を行った。今後、1歳後半~2歳児の調査結果を集積して、半年後には発達質問紙の完成版を作成し、新生児聴覚スクリーニングで要再検となった児や発達面に遅れがみられる乳幼児に適用を試みる予定である。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 就学前における「気になる子ども」の行動特性に関する検討2011

    • 著者名/発表者名
      玉井ふみ, 堀江真由美, ほか
    • 雑誌名

      県立広島大学保健福祉学部誌 人間と科学

      巻: 11巻 ページ: 103-112

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 三原市の子育て支援体制整備にむけた地域における支援者の意識調査2011

    • 著者名/発表者名
      林優子, 土田玲子, 玉井ふみ
    • 雑誌名

      県立広島大学保健福祉学部誌 人間と科学

      巻: 11巻 ページ: 151-158

    • 査読あり
  • [雑誌論文] XMLとExcelを利用したWebによるアンケート収集システムの構築2011

    • 著者名/発表者名
      福良博史, 伊東久美子, 荻野美佐子
    • 雑誌名

      東京職能訓練大学校紀要

      巻: 26号 ページ: 18-24

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 子どもが歯科治療体験を意味づけるプロセスの検討-幼児期の子どもと歯科医師,親の三者の理解のずれという観点から2011

    • 著者名/発表者名
      岡崎早弥佳, 小平裕恵, 朝田芳信, 荻野美佐子
    • 雑誌名

      上智大学心理学年報

      巻: 35巻 ページ: 39-50

    • 査読あり
  • [学会発表] 音を出すことと発声の母子相互調整-楽器を使った母子遊び場面の分析から-2011

    • 著者名/発表者名
      荻野美佐子, 丸山慎, 森内秀夫
    • 学会等名
      第22回日本発達心理学会大会
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 年月日
      2011-03-26
  • [学会発表] 音を出すことの探索とその初期発達-楽器を使った母子遊び場面の分析から-2011

    • 著者名/発表者名
      丸山慎, 荻野美佐子, 森内秀夫
    • 学会等名
      第22回日本発達心理学会大会
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 年月日
      2011-03-25
  • [学会発表] 一日観察データにおけるMLUの変動-遊びの性質による検討-2011

    • 著者名/発表者名
      中田脩一, 小林春美, 荻野美佐子
    • 学会等名
      第22回日本発達心理学会大会
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 年月日
      2011-03-25
  • [学会発表] 健常児の初期音韻発達とダウン症児の音韻意識について2010

    • 著者名/発表者名
      長並真美、原恵子、進藤美津子
    • 学会等名
      第36回日本コミュニケーション障害学会
    • 発表場所
      姫路市市民会館
    • 年月日
      2010-05-29
  • [図書] 12章:ことばの喪失と回復(秦野悦子編)(生きたことばの力とコミュニケーションの回復)2010

    • 著者名/発表者名
      進藤美津子(分担)
    • 総ページ数
      256-268
    • 出版者
      金子書房

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi