研究課題/領域番号 |
20500477
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
和田 太 産業医科大学, 医学部, 講師 (10341512)
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研究分担者 |
蜂須賀 研二 産業医科大学, 医学部, 教授 (00129602)
和田 親宗 九州工業大学, 生命体工学研究科, 准教授 (50281837)
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キーワード | 脳賦活 / ロボット / 脊髄損傷 / リハビリテーション / 受動運動 / 能動運動 / 運動イメージ / 視覚提示 |
研究概要 |
脊髄損傷者の歩行再建を補助する支援機器として、リハビリテーションロボット(以下リハロボット)が注目されている。しかし、リハロボットを用いた有効な訓練法はまだ明らかではない。本研究の目的は、リハロボットを用いた歩行訓練の訓練様式が脳の活性化に与える影響について、多チャンネル近赤外線計測装置を用いて、健常者と脊髄損傷者について比較検討することにある。本年度は、ロボット補助歩行中に下肢の関節角度とらえ、単純化された下肢(側面像)の動きをリアルタイムにディスプレー上に提示できる装置を利用し、視覚刺激を行いながら歩行を行った。この装置には、荷重のタイミングが図示と共にカウントダウンを提示することが可能である。健康成人男子5名を対象とした。被験者は60秒の安静の後、60秒間のロボット補助歩行を行うセッションを2回繰り返し、近赤外線光計測装置により脳賦活の状態を測定した。この提示装置にて歩行の様子を見せながら歩行した際の脳賦活と、受動モード、能動モード、イメージ喚起のみ、受動運動+イメージ喚起とを比較した。視覚刺激提示のロボット補助歩行訓練中の脳賦活は、能動モードとほぼ同程度の活性化が見られた。また、視覚刺激をディスプレーにて撮影映像を見える刺激を同様の方法に健常者5名について検討を行った、対照の能動歩行や聴覚刺激に比べて、撮影映像を見せる視覚提示は、やや脳賦活が大きい傾向にあった(3例/5例)また、脊髄損傷者1名についてロボット歩行は行わずにイメージのみを行う試行と運動イメージを思い浮かべながら、ロボット歩行を行う試行のパイロットスタディをおこなった。
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