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2008 年度 実績報告書

現代GPにおける双方向スポーツ教育活動がもたらす教育効果

研究課題

研究課題/領域番号 20500520
研究機関岡山大学

研究代表者

鈴木 久雄  岡山大学, スポーツ教育センター, 教授 (30135967)

キーワード双方向スポーツ教育活動 / コミュニケーション能力 / スポーツ指導
研究概要

本研究は平成17年度に採択された文部科学省現代GP「バリアフリーによる双方向スポーツ教育活動」におけるスポーツ指導活動がコミュニケーション能力等を高めるか検討するものである。平成20年度は岡山大学の双方向スポーツ活動に参加した学生、学生への指導・管理者、および学生の指導を受けた者を対象にアンケート調査等を行った。コミュケーション能力は、藤本ら(2007)のENDCOREモデルを用いて、中高校部活動指導学生:21名、地域スポーツ教室指導学生54名、スポーツ教室開催学生42名の計117名を調査した。その結果、参加学生全体としては指導期間前後におけるコミュニケーション能力はわずかではあるが統計的な増加を示した。また、地域スポーツ教室指導学生のコミュニケーション能力のうち、特に読解力、他者受容、関係調整の能力が向上した。スポーツ教室開催学生では他者受容能力の向上が認められた。しかしながら、中高校部活指導学生には統計的に向上した項目は見られなかった。したがって、これら3種類のスポーツ指導別カリキュラムの点検と改訂を行い、新たな教材づくりに着手している。また、当センター評価委員会では学生代表の評価委員より、このすばらしい企画をもっと学生にアナウンスし、認知度を高める必要があると高い評価と要望をもらった。地域スポーツ指導者からは劇的なコミュニケーション能力の向上が感じられるとの感想をいただいた。学生自身のその能力の変化がそれほど大きくはないことから、今後も自己評価と他者評価の両者の検討が必要であると思われた。また、地域スポーツ指導者、管理者等の調査をまとめると、学生の指導目的や指導方針の理解、スポーツマネージメントなどについて学習の機会を持たせることとともに、指導現場での事前打ち合わせの重要性があげられ、これらを徹底することがスムーズな指導とコミュニケーション能力の向上につながるものと考えられた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 地域貢献から双方向スポーツ教育活動2009

    • 著者名/発表者名
      鈴木久雄
    • 学会等名
      大阪体育学会第47回大会
    • 発表場所
      近畿大学
    • 年月日
      2009-03-22
  • [学会発表] 現代GP「バリアフリーによる双方向スポーツ教育活動」の取組-岡山大学の構想・実際・展望-2009

    • 著者名/発表者名
      鈴木久雄
    • 学会等名
      「大学体育」の未来を考える国際フォーラム
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2009-03-06
  • [学会発表] 地域貢献活動からすォーツ教育活動ヘー岡山大学の取組2009

    • 著者名/発表者名
      鈴木久雄
    • 学会等名
      全国大学体育連合社会貢献フォーラム
    • 発表場所
      日本大学
    • 年月日
      2009-02-28

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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