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2008 年度 実績報告書

スポーツのグローバル化とコミュニティにおけるスポーツの変容に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20500538
研究機関一橋大学

研究代表者

尾崎 正峰  一橋大学, 大学院・社会(科)学研究科, 教授 (20272768)

研究分担者 高津 勝  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (30034838)
内海 和雄  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (00092619)
上野 卓郎  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (30120801)
岡本 純也  一橋大学, 大学院・商学研究科, 准教授 (00313437)
坂 なつこ  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 准教授 (00345456)
キーワードスポーツ / グローバル化 / コミュニティ
研究概要

平成20年度においては、従来までの共同研究の蓄積および準備をもとに、グローバル化がコミュニティにおけるスポーツを含む当該の国、地域、民族に固有の文化のあり方にどのような影響を与えているのか、そうした変容の中にあって当該生活圏域に生きる人々の意識の変化はどのようなものであるのか、等のテーマを中心に、フィールドワークと資料収集を行った。
1. 海外の調査対象は、イギリス、アイルランド、ドイツであった。具体的には、(1)イギリスでは、福祉国家体制の変容過程におけるスポーツ政策の変化 (2)アイルランドでは、同国の歴史上特筆される経済成長の中において、伝統的な競技組織の変化、および日常的に競技に関わる人々の活動や意識の変化 (3)ドイツでは、特にミュンヘン市に焦点を当てて、自治体のスポーツ振興策の現段階、にそれぞれ焦点を当てて、資料収集、インタビュー調査を行った。日本では紹介されていない資料を含めて、当該国におけるスポーツの変容を探る上での重要な資料を収集することができた。
2. 国内においては、地域社会、および人々の生活構造の変容との関連でスポーツ実践・意識の変容を把握する点に関して、札幌市、さいたま市、国分寺市、羽村市などを対象に資料収集、フィールドワークを行った。この中で、とくに、各地域の総合型地域スポーツクラブの動向については、現在進行形の情報・資料を含めて貴重な蓄積を図ることができた。また、次年度へ向けての基礎作業として沖縄地域のスポーツに関する文献収集を行った。
3. 本研究の中間的なまとめとして、平成20年度の研究成果、収集データなどを総括し、平成21年度の研究活動に資するために報告書を作成した。

  • 研究成果

    (12件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (9件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 「帝国」の形成と民衆の競技文化-「地方改良運動」期の運動会2009

    • 著者名/発表者名
      高津 勝
    • 雑誌名

      一橋大学 人文・自然研究 第3号

      ページ: 4-148

  • [雑誌論文] オリンピックと資本主義社会(4) オリンピック批判・否定論の検討2009

    • 著者名/発表者名
      内海 和雄
    • 雑誌名

      一橋大学 人文・自然研究 第3号

      ページ: 4-70

  • [雑誌論文] 人類史と「体力」:「摂取=消費2200Kcal法則」2009

    • 著者名/発表者名
      内海 和雄
    • 雑誌名

      スポーツ社会学研究 第17巻-第1号

      ページ: 31-44

  • [雑誌論文] 日本におけるスポーツ受容-「創られた伝統」と世界システム・国民国家・生活世界-2008

    • 著者名/発表者名
      高津 勝
    • 雑誌名

      一橋大学スポーツ研究 Vol. 27

      ページ: 49-56

  • [雑誌論文] オリンピックの批判・否定論の検討2008

    • 著者名/発表者名
      内海 和雄
    • 雑誌名

      一橋大学スポーツ研究 Vol. 27

      ページ: 11-18

  • [雑誌論文] 赤色スポーツインターナショナル成立史2008

    • 著者名/発表者名
      上野 卓郎
    • 雑誌名

      一橋大学スポーツ研究 Vol. 27

      ページ: 35-40

  • [雑誌論文] 地域スポーツと学校開放2008

    • 著者名/発表者名
      尾崎 正峰
    • 雑誌名

      一橋大学スポーツ研究 Vol. 27

      ページ: 27-34

  • [雑誌論文] 民俗舞踊の「型」の保存と演技の共同体-エイサーの伝承組織と村踊りの伝承組織の比較-2008

    • 著者名/発表者名
      岡本 純也
    • 雑誌名

      一橋大学スポーツ研究 Vol. 27

      ページ: 57-60

  • [雑誌論文] アイルランドとヨーロッパ-ヨーロッパにおけるスポーツ政策とアイルランド(その1)-2008

    • 著者名/発表者名
      坂 なっこ
    • 雑誌名

      一橋大学スポーツ研究 Vol. 27

      ページ: 3-10

  • [学会発表] 「地方青年団」の組織化と体育・身体競技-日露戦争後の広島の場合-2008

    • 著者名/発表者名
      高津 勝
    • 学会等名
      日本体育学会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2008-09-12
  • [図書] スポーツ研究論-社会科学の課題・方法・体系-2009

    • 著者名/発表者名
      内海 和雄
    • 総ページ数
      271
    • 出版者
      創文企画
  • [図書] スポーツ社会学の可能性 歴史・身体・社会を探る2008

    • 著者名/発表者名
      高津 勝
    • 総ページ数
      294
    • 出版者
      創文企画

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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