研究課題
平成21年度においては、平成20年度までの共同研究の蓄積をもとに、グローバル化がコミュニティにおけるスポーツを含む当該の国、地域、民族に固有の文化のあり方にどのような影響を与えているのか、また、そうした変容の中にあって当該生活圏域に生きる人々の意識がどのように変化したのか、等のテーマを中心に、フィールドワークと資料収集、および関連文献の分析を行った。1.海外の調査対象地域は、オーストリアとオーストラリアであった。オーストリアでは、労働者スポーツ運動の特質を探ること。オーストラリアでは、グローバル化の中でのラグビー・リーグなどのローカルな種目の変容をとらえることをテーマとした。どちらの国の調査においても、日本では紹介されていない資料を含めて、重要な文献・資料を収集することができた。また、海外の動向については、平成20年度の研究成果に基づいて、引き続き、関連文献の分析を行った。2.国内では、地域社会における生活構造の変容との関連でスポーツ実践・意識の変化を把握する点に関して、長野県、大阪市などを対象に資料収集、フィールドワークを行った。各地域のスポーツに関する動向を把握することができたが、とくに、総合型地域スポーツクラブをはじめとする地域のスポーツクラブに関する重要な情報・資料を収集することができた。3.本研究の中間的なまとめとして、平成21年度の研究成果、収集データなどを総括し、平成22年度の研究活動に資するために報告書を作成した。
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体育科教育 Vol.58, No.1
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一橋大学スポーツ研究 Vol.28
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