平成20年度から平成23年度の3カ年の追跡調査は、山形県鶴岡市総合型地域スポーツクラブならびにSSF笹川スポーツ財団によるスポーツエイド事業の総合型地域スポーツクラブを対象とした。(1)成人調査における各年度の対象者は、山形県鶴岡市では平成20年度591人、平成21年度628人、平成22年度730人、合計1949人、SSF笹川スポーツ財団・スポーツエイド事業では平成20年度443人、平成21年度378人、平成22年度389人、合計1210人である。(2)子ども調査における各年度の対象者は、SSF笹川スポーツ財団・スポーツエイド事業では平成20年度278人、平成21年度263人、平成22年度233人、合計774人である。 また、神奈川県鎌倉市では、市立小学校16校5年生と市立中学校9校2年生を対象に平成20年度と平成23年度に追跡調査を実施した。(3)平成20年度小学5年生507名、中学2年生276名、平成23年度小学5年生487名、中学2年生447名であった。本研究が試行するコーホート的分析では、平成20年度小学5年生が平成23年度中学2年生に進学する同じコーホートとなる。(4)これらの追跡的調査を相対的に評価するとともに、総合型地域スポーツクラブのあり方を補完的把握するために、平成20年度では神奈川県内総合型地域スポーツクラブに加入する親子を対象に405名より総合型地域スポーツクラブへの評価を含めて、運動・スポーツ参与状況を把握した。
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