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2008 年度 実績報告書

野球における選手の技術と体力に適合した最適なバット選びに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20500544
研究機関神戸大学

研究代表者

前田 正登  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (90209388)

キーワードスポーツ科学 / 野球 / バット / 技術 / 体力
研究概要

本研究は,野球においてバットの物理的な諸特性がスイングにどのように影響を及ぼすかという,従来からの研究課題に対して,研究代表者が提案するバットスイングに関する新しい技術評価の方法を適用して検討するものであった。本年度は測定のための実験用バットの製作を行った。
実験用バットは,通常のバットと外見上変わらないものでなければならないので,市販の金属バットを改造して対応した。改造する点は,(1)加速度計を装着できるようにすること,(2)重心位置や慣性モーメント,全体重量を変えられる構造にすることの2つであった。
(1)のために,バットのグリップエンド部を切削して,2軸が測定可能な加速度計3個を,取り付け台となる治具に取り付け,その治具ごとグリップエンド部に挿入・固定した。(2)を可能にするために,バットの内部に挿入する錘の重さと取り付け位置によってバットの重心位置と全体重量を変更できる構造を考案し,市販の金属バットを加工した。具体的には,挿入する5種類の錘を真鍮で製作するとともに,バット本体の5か所に穴をあけ,バット内部に挿入した錘をボルトで固定できるように加工した。
以上の加工により,全体重量が5種類,重心位置が5種類で計25種類の特性を有し,かつ,スイング中にバットに加わる加速度が測定できる,実験用バットを製作することができた。また,この実験用バットを用いてスイングを行い,バットに加わる加速度を測定したところ,実用上十分な測定精度を有していることを確認した。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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