研究課題
以下、研究計画書に沿い、本年度の研究を実施した。1) 7月には、合同開催となったISHPES:国際体育スポーツ史学会とBSSH:英国スポーツ史学会(於スターリング大学、スターリング、スコットランド、英国)において研究発表を行った。2) 8月には日本体育学会第60回記念大会における体育史専門分科会企画のシンポジウム(協賛:スポーツ史学会)における国際シンポジウムを立案、実施し、「体育・スポーツ史研究の20年を振り返る~方法論と個別研究Since 1989」と題したシンポジウムの司会兼コーディネーターを務めた。英国よりシンポジストを招聘し、彼らの講義の翻訳を担当した。シンポジウムの翻訳及び申請者によるシンポジウムの趣旨解説(前文)及び総括全文は、3月刊行の『体育史研究』に掲載された。3) また英国人研究者に依頼した特別寄稿論文の翻訳を担当し、同様に翻訳論文は3月刊行の『体育史研究』に掲載された。4) さらに、7月に英国で行った国際学会発表論文は、分析対象としているIJHS『国際スポーツ史研究』に、分析項目のひとつであるジェンダーに関する総説の必要性を主張して、日本のケーススタディとして自らも投稿し、2010年度3月号に掲載された。5) また10月には本研究における英国の動向整理の結果を、「英国スポーツ史研究の潮流-30年間の歩み-」として投稿し、『西洋史学』235号(2009年12月、58-69頁)に掲載された。6) また昨年の12月にアジアスポーツ運動科学会議において招待講演を行った論文についても本年マレーシアから刊行される運びとなった。本年度に公表した1)~6)までの論文および翻訳内容は、研究発表論文一覧の通りである。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)
The International Journal of the History of Sport Vol.27 No.3
ページ: 537-552
体育史研究 第27号(校正中)
ページ: 70-74
ページ: 84-94
ページ: 103-112
ページ: 61-67
"The Body from the Perspective of the Historical Phase in Society" Sport Science in the East : Issues, Reflections and Emergent Solutions(Michael Chia and Jasson Chiang eds.)(World Scientific Publishing Co., Singapore and USA)
ページ: 219-230
西洋史学 235号
ページ: 58-69
http://ds0.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~kikeda/curriculumvitae2.htm