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2008 年度 実績報告書

ドイツ語圏の学校教育におけるBewegte Schuleの実情と課題について

研究課題

研究課題/領域番号 20500557
研究機関白鴎大学

研究代表者

近藤 智靖  白鴎大学, 教育学部, 講師 (50438735)

研究分担者 岡出 美則  筑波大学, 人間総合科学研究科, 准教授 (60169125)
長谷川 聖修  筑波大学, 人間総合科学研究科, 准教授 (10147126)
田附 俊一  同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30197389)
丸山 真司  愛知県立大学, 文学部, 教授 (10157414)
キーワードBewegte Schule / 動きの豊かな学校
研究概要

平成20年度は3ヶ年計画の1年目であり、本年度(平成21年度)のBewegte Schule(以下、BS)の現地調査に向けて、調査方法・内容及び調査地域の選定などの方針確認を行った。具体的な確認事項は概ね2点ある。1点目としては、BSのコンセプトと登場の背景を探ること。特に80年代から90年代にBSが登場し、広まっていく過程について確認をしていくこと。2点目として、BSの事例研究を行うこと。特に小学校に限定して、様々な地域の典型校を調査対象とする、といった点が確認された。なお、典型校の調査にあたっては、「学校のコンセプト」「児童の一日の学校生活」「座学と体育授業の関連性」「学年別のカリキュラムや実施プログラム」「行事との関連性」「BSの成果検証方法」については共通に確認していくことも確認された。
第二に、調査の前提となる理論研究について検討を行った。BSは1980年代にスイスのイリー(U, Illi)によって提唱された考え方であるが、類似したコンセプトとしてドイツのツィマー(R, Zimmer)やクルプシュ・ザールマン(R, Klupsch-Sahlmann)らによっても同様の考え方が推進されていることがわかってきた。しかし、いずれのプロジェクトに対してもその試みの意味を理解する研究者からの記述が見られる一方で、その効果を検証する方法に対する批判的見解も見られており、さらには、コンセプトそのものの問題点を指摘する主張などもあることがわかってきた。本年度(平成21年度)は、上記の確認事項や文献で収集した内容を踏まえて、現地調査を実施していく予定である。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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