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2008 年度 実績報告書

投球が肩関節回旋腱板筋の固有筋力に及ぼす影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20500567
研究機関九州共立大学

研究代表者

長谷川 伸  九州共立大学, スポーツ科学部, 講師 (70350444)

キーワード棘上筋 / 回旋腱板 / 固有筋力 / 筋断面積 / 外転トルク
研究概要

本年度は投球競技を行っている大学生スポーツ選手の肩関節回旋腱板筋の固有筋力について他の競技者との比較を行い、その特性について検討を行った。
対象は大学生の野球投手群、野球野手群、陸上競技投擲群、陸上競技短距離群、体操競技群の各9名である。超音波診断装置を用いた棘上筋の筋断面積撮影、等速性筋力測定器を用いた肩関節外転トルクの測定から、単位筋断面積あたりの外転トルクで示される棘上筋の固有筋力指数を計算し、各群間の比較を行った結果、以下のような知見を得た。
1) 各競技種目における利き腕側と非利き腕側の比較より、いずれの競技種目においても肩関節外転トルク、棘上筋の筋断面積、固有筋力指数には差がみられなかった。
2) 利き腕側を対象とした競技種目間の比較において、外転トルクは投擲群が野球投手群に対して、棘上筋の筋断面積は投擲群が野球投手群と野球野手群、体操競技群に対して高い値を示したが、固有筋力指数はいずれの競技種目間にも差は見られなかった。
3) 上述の結果より、投動作をともなう競技種目を含む各種スポーツ選手の棘上筋の固有筋力指数は両側間に差がないばかりでなく、各競技種目を通してみてもほぼ一定に保たれており、外転トルクの大きさは筋断面積(筋量)に依存するところが大きいことが示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 大学生スポーツ選手の棘線上筋の固有筋力指数2009

    • 著者名/発表者名
      長谷川伸, 船津京太郎, 仲里清
    • 雑誌名

      九州共立大学スポーツ学部研究紀要 3

      ページ: 13-20

  • [学会発表] 大学生スポーツ選手の棘上筋の固有筋力指数2008

    • 著者名/発表者名
      長谷川伸, 船津京太郎, 仲里清
    • 学会等名
      第59回日本体育学会大会
    • 発表場所
      早稲田大学(東京)
    • 年月日
      20080900

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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