研究課題/領域番号 |
20500602
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研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 |
研究代表者 |
高橋 康幸 群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 准教授 (40404925)
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研究分担者 |
平野 邦弘 群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 教授 (20258891)
河原田 泰尋 群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 教授 (60289816)
齋藤 享子 群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 助手 (20457807)
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キーワード | 安全教育 / 保健科教育 / 診療放射線技師 |
研究概要 |
診療放射線技師養成所における放射線管理関係法令教育は、診療放射線技師学校養成所指定規則で定められ、修得事項は「診療放射線技師養成所の指導要領について(平成15年3月28日付け、医政発第0328016号)」により放射線安全管理学の科目に含まれる。科目の教育目標は、放射線などの安全な取扱いとその関係法規及び保健医療領域における安全管理の知識や技術を学習し問題解決能力を養うとあり、卒業所要単位のうち4単位が配分され、関係法令には1~2単位が充てられている。なお、1単位の授業時間数は授業の方法に応じ当該授業による教育効果・授業時間外に必要な学修等を考慮して、講義及び演習については15時間かち30時間の範囲である。 さて、放射線管理関係法令の講義内容について、各養成所(N=18)のシラバスを調査した。科目名は放射線関係法規、放射線安全管理学(に含む)、保健行政論などが用いられており、また教科書はアイソトープ法令集、医療放射線防護関係法令集、放射線障害の防止に関する法令、放射線概論、放射線安全管理学などが利用されていた。次に、法令ごとの講義時間数(h)については、診療放射線技師法(3.5±2.1)、医療法(7.8±3.1)、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律(9.7±5.2)、労働安全衛生法(電離放射線障害防止規則含む)(3.3±2.7)とばらつきが見られ、放射線障害防止法に重点が置かれる傾向であった。この他に薬事法や個人情報の保護に関する法律、ICRP等を含む回答もあった。
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