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2009 年度 実績報告書

テトラスパニンウェッブ依存性細胞接着におけるメカニカルストレス受容

研究課題

研究課題/領域番号 20500612
研究機関千葉大学

研究代表者

野村 純  千葉大学, 教育学部, 准教授 (30252886)

研究分担者 杉田 克生  千葉大学, 教育学部, 教授 (40211304)
吉本 信也  千葉大学, 大学院・医学研究院, 准教授 (90220748)
キーワードテトラスパニンウェッブ / メカニカルストレス / インテグリン / 足場依存性 / 細胞接着 / シグナル伝達 / 細胞形態 / 進展培養
研究概要

メカニカルストレス受容に関しては細胞膜によるメカニカルストレス感受性イオンチャンネルや接着分子特にインテグリンとの関与が示唆されているが、まだ、その詳細については明らかにされていない。この点に関して我々が抗体パネルを用いて皮膚線維芽細胞の接着制御に関わる分子を検索した結果、テトラスパニンウェッブ構成分子を見出した。テトラスパニンウェッブはCD81、CD151、EWI-F等によって構成されており、その分子構成は細胞及び状況等により変動する可能性が示唆されている。我々はこのうち基底膜に強く発現するEWI-F/FPRPに着目し、その接着制御について解析している。テトラスパニンウェッブの細胞接着の制御機構の検討をおこなった。
今回、主要な目標はテトラスパニンウェッブのメカニカルストレス応答における役割とテトラスパニンウェッブを介する(が関与する)メカニカルストレスシグナルトランスダクションの意義を検討した。ノックダウン解析の結果、HeLa細胞においてはとくにEWI-Fが細胞の接着による形態形成に重要な役割を持つことを示唆する結果が得られた。また、メカニカルストレス負荷によりMAPKファミリー分子の発現誘導が起こることが示された。さらにヒト正常皮膚由来線維芽細胞においてはHeLa細胞とは異なる機能を持つとの示唆を得た。これらの結果を基にテトラスパニンウェッブと細胞機能の関連を解析していく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Cyclical Cell Stretching of Skin-Derived Fibroblasts Downregulates Connective Tissue Growth Factor(CTGF)Production2009

    • 著者名/発表者名
      Kanazawa, Yuichiro
    • 雑誌名

      Connective Tissue Research 50

      ページ: 323-329

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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